業種別、タブレットの導入規模や利用方法について解説!
- 2022.09.28
- 業種別活用法
はじめに
もともとコンシューマー向けに作られたタブレットですが、今では法人や教育などの現場で業務効率化・ペーパーレス化・非接触などを目的に活用されています。
タブレット導入のコストはどのくらいでしょうか。おおよその規模や金額、活用内容などを業種別に比較してみましょう。ここでは、あくまでもタブレットの台数と金額の目安であり、システムやランニングコストなどの費用は含まれていません。
クリニック・病院
近年、医療現場ではタブレット導入が増加の傾向にあります。タブレット導入規模・金額は以下のようになります。
製品単価:¥35,000前後
台数規模:5-30台
合計金額:¥170,000-¥1,050,000
医療現場では、電子カルテ、オンライン診療など医療従事者が使用するのはもちろん、受付、問診表の記入など来院者にもタブレットが使用されています。ホームページにアクセスしてもらい事前に回答する、または受付で問診用のタブレットにタッチして回答してもらいます。
そのまま電子カルテに問診データを転送できるため、業務効率化・ペーパーレス化を実現し来診者の管理もスムーズに行えます。
飲食店
飲食店の規模は差がありますが、タブレット導入規模・金額などは以下の通りです。
製品単価:¥25,000前後
台数規模:5-1,000台
合計金額:¥125,000-¥25,000,000
飲食店では、セルフオーダーシステムが多く導入されており、メニューの閲覧から選択、詳細なオーダーまで来客がすべてタブレット上で行えます。
待ち時間などに店舗独自のPRやクーポンがもらえる宣伝を流すなど、広告として活用できるほか、タブレットPOSレジが利用され、会計や集客の分析などが行えます。
ホテル
ホテルは、タブレット活用により顧客満足度と業務効率化を両立しています。タブレット導入規模・金額などは以下の通りです。
製品単価:¥25,000前後
台数規模:10-300台
合計金額:¥250,000-¥7,500,000
ホテル業はタブレットを各部屋に設置し、エアコンなどの電子機器操作、現地観光案内、ルームサービスやレストラン、ジムなど館内サービスの予約と混雑状況の確認、チェックアウトの支払いが行えます。客室内で完了できるため、フロントでの待ち時間もなくなります。
スタッフはフロント、清掃や館内サービスなどすべてリアルタイムに情報を共有でき、各業務の生産性向上に役立っています。
塾・学校
生徒1人にタブレット1台を目指す政府のGIGAスクール構想により、学校での活用も進められています。規模・金額は以下の通りです。
製品単価:¥25,000前後
台数規模:5-500台
合計金額:¥125,000-¥12,500,000
学校や塾ではタブレットを使ったデジタル教材を用いており、教材の閲覧だけでなく図形やグラフの作成、メモ書き、マーカーや付箋などをつける機能がついたシステムが利用されています。
課題や各種提出物の配布と提出も行えるため、スムーズなやりとりと管理を実現し、ペーパーレス化にもつながっています。
製造業
製造業は、インダストリー4.0の産業革命の流れに乗り、タブレットや関連ソリューション導入が積極的に行われてきた業種と言えます。タブレット導入規模・金額などは以下の通りです。
製品単価:¥35,000前後
台数規模:10-300台
合計金額:¥350,000-¥10,500,000
製造業におけるタブレット活用は「生産性向上」が目的であることが多くなっています。製造業は企画・設計・組み立て・製造・点検から、現場管理・営業・配送・販売に至るまで多くの工程を持ち、また規模が大きくなるほど国内外の協力会社との関わりが増えるためです。
また、タブレットにより施設内の作業マニュアル、進捗管理などの共有、点検作業などでの指示書作成、写真撮影と送信をリアルタイムで行えます。
建築業
建築業も、製造業同様にデジタルの活用が進められています。建築業におけるタブレット導入規模・金額などは以下の通りです。
製品単価:¥35,000前後
台数規模:5-30台
合計金額:¥170,000-¥1,050,000
建設業は、図面や画像など様々な紙データを持ち歩くことが多い業種ですが、タブレットを活用することで情報の可視化、管理業務の効率化、ペーパーレス化を実現しています。
ほかにもウェブ会議、スケジュール管理、請求書管理など、現場でも事務所でも利用できるソリューションにタブレットが活用されています。
小売業
小売業では、主にデータの可視化、スタッフ管理などに活用されています。タブレット導入規模・金額などは以下の通りです。
製品単価:¥25,000前後
台数規模:5-300台
合計金額:¥125,000-¥7,500,000
小売業は取り扱う商品が多岐にわたることも多く、発注業務や在庫管理、棚卸し、電子化カタログなどでタブレットが活用されています。またPOSレジ機能や、スタッフのシフト管理・勤怠管理などに活用され、給与計算などを含めバックヤードの業務効率化に活用されています。
さらにこれらのデータを本部と共有し、分析や経営課題解決などにも活用されています。
美容室・サロン
美容室やサロンでもタブレットが活用されるようになってきました。タブレット導入規模・金額などは以下の通りです。
製品単価:¥25,000前後
台数規模:5-300台
合計金額:¥125,000-¥7,500,000
美容室やサロンでは、紙の雑誌やカタログから、タブレットでの電子書籍が導入されています。また、映画や動画など書籍以外のコンテンツも提供できるため、好みをよく把握していない顧客にも楽しんでもらえます。
スタッフには、顧客管理や電子カルテ、勤怠管理などにも活用されています。
まとめ
業種により、タブレットの導入台数や導入費は異なりますが、業務効率化、生産性向上、顧客満足度など、様々な成果を出しています。同業種の事例などを比較しながらタブレットの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
テックウインドの取り扱い製品・アプリは様々な業種で活用されています。