テレワーク・在宅勤務に向いているタブレットの選び方は?
- 2022.10.27
- 用途別活用法
はじめに
非接触・非対面がニューノーマルとなりつつあり、これまでビジネスでも少数であったテレワーク・リモートワークへの移行が急速に進んでいます。テレワークには会社の体制や機材など整備が必要になりますが、そのソリューションとしてタブレットの活用が注目されるようになりました。そこで今回は、なぜテレワークにタブレットが向いているのか、テレワークに適したタブレットの選び方・使い方などについて紹介していきます。
テレワーク導入の悩みとは?
テレワークの実施は増加の傾向にあるものの、テレワーク環境に課題を抱えている企業もあるのが現状です。たとえば、社員全員分のPCを購入する費用が高額になり、機材が購入できないことです。社員個人のPCを活用しているケースも見られますが、プライベート用のPCでは、個人情報などの流出のリスクがあることや、労務管理が十分に行えないといった問題も考えられます。
また、社員の中にはネットワーク環境が整っていないために、在宅勤務では業務ができないケースもあります。テレワークで重要なのは、出社時と同じレベルの業務生産性を維持すること、もしくはそれ以上の効率化や生産性が求められます。これらの課題を補うとして注目されているのが、タブレットの導入です。
テレワークのタブレット導入におけるメリット
では具体的に、タブレットを導入することでどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。まずは、コストパフォーマンスの高さがあげられます。PCを購入すると少なくとも5~10万円はかかりますが、タブレットであれば10インチの大きさで高速処理、カメラやオーディオ、スクリーン分割機能などが搭載されたハイスペックな製品でも2万円台から購入できます。
タッチパネルで軽快な操作性、Web会議や動画などにも対応できるため、生産性向上も期待できます。また、タブレットではセキュリティを保持した通信プランなどを使用することができます。
ネットワーク環境を持たない社員でも、工事不要で会社の統一された通信で仕事をすることができます。そして業務に必要なアプリやシステムを設定することで、Webサイトへの閲覧などに制限をかけることができるため、セキュリティ管理、労務管理がしやすくなるといったメリットが考えられます。
テレワークに最適なタブレットの選び方
業務用のタブレットを選ぶときは、プライベート用とは異なるためいくつか注意しておきたい点があります。次の4つを押さえておきましょう。OSの違いまずはOSを選びます。OSにはiOS、Windows、Androidなどがあり、iPhoneユーザーの多い日本ではiOSが使いやすいですが、Androidタブレットは種類や手頃な価格が多いのも特徴です。
いずれにせよ、自社が使っているアプリやシステムに対応できるものを選択することが大切です。画面のサイズ画面は、タブレットにとって重要な要素です。スマホよりも画面が大きく、PCよりも携帯性がよいという特性を活かしましょう。
業務内容にもよりますが、8~10インチが使いやすい大きさと言われています。画面が見やすいと、操作もしやすくなり業務効率が向上します。メモリー容量メモリー容量は、作業速度に関わります。メモリー容量が大きくなるほど処理速度が速くなり、生産性も向上しますが、タブレット本体の金額も高くなります。タブレットの場合はAndroidが2GB、Windowsが4GBが一つの目安です。業務内容も加味して検討しましょう。
ストレージ容量ストレージ容量はデータを保存する容量のことで、作業内容によって制限される可能性があることから慎重に選ぶ必要があります。プライベートでネット閲覧やYouTube視聴などがメインの場合は16~32GB、仕事で写真や音楽を保存する、作業でデータのやりとりが多い、アプリをたくさん使うなどの場合は64GB以上が推奨されています。SDカードに対応しているタブレットなら、後付けで容量を増やすことも可能です。
テレワークにおすすめのタブレットの活用方法
業務用タブレットを貸与する場合、テレワークはもちろん、その特性を活かし出社時や外出先でも有効に活用できます。たとえば、メインにこだわらずサブディスプレイとして活用する方法です。
別に外付けのディスプレイを購入する必要がなく、画面を切り替える手間を省けることで生産性が向上します。また、PCを作業用、スケジュールやタスク管理として分けて使うことで、確認しながら作業を進めることができます。ほかにもその操作性を活かし、調べ物や情報の確認として活用することも可能です。
まとめ
テレワークでタブレットを導入する場合、初期設定が済んだら不要のアプリを削除または非表示にする、スマホやパソコンなどほかの端末とデータ連携ができるようにするなどの処理をしておくと、シームレスに作業が行えるようになります。まずは自社の課題を洗い出し、タブレットを活用したテレワーク環境を構築していきましょう。
テレワークにおけるタブレットの活用について更に知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。