タブレットからプリンターで印刷する方法は?
目次
タブレットから直接プリントできない
企業のDXやペーパーレス化が求められるようになった今日、紙資料を持ち歩く代わりにタブレットを持ち歩くようになっています。とはいえ、今でも仕事上どうしても紙資料が必要になるときがあります。
そんなとき困るのが印刷です。タブレットからプリンターと有線ケーブルをつなぎ、ファイルデータを印刷することは基本的にはできません。そのため一般的には、いったんオフィスに戻ってパソコンから印刷することになります。
ただ、タブレットからの印刷が不可能というわけではなく、条件によって印刷できる方法はいくつかあります。
そこで今回は、タブレットからデータを紙媒体に印刷する方法を紹介します。オフィスに寄らず、自宅や外出先で紙媒体が必要になったときの参考にしてみてください。
印刷方法① 無線LAN対応プリンターを使う
ここでは、Androidタブレットから印刷する方法を紹介します。その1つは、ネットワーク経由でプリンターに接続するやり方です。条件が2つあります。
まず条件の1つ目は、使用しているプリンターが無線LAN(Wi-Fiなど)に接続できること、タブレットも同じ無線LANに接続していることです。この場合、ルーターなどの無線LAN機器がタブレットとプリンターのアクセスポイントになります。
そして条件の2つ目は、持っているプリンターのメーカーがAndroid端末に対応するプリンターアプリを提供していることです。Google Playストアから、「印刷」というキーワードを入力すると、様々なメーカーのプリンターアプリが表示されます。
メーカーが見つかったら、インストール画面から詳細を開き、自分の持っているプリンターの機種があるかどうかを確認します。ここに対応する機種があれば、全ての条件をクリアしたことになります。それでは印刷の準備をしていきましょう。
プリンターアプリをインストールし、アプリを有効にします。次に「設定」を開いて「印刷」をタップ、印刷サービスのリストに自分の持っているプリンターが表示されるのでタップしてONにします。
このような状態で、GoogleドキュメントやGmail、Chromeなどのアプリから資料を開き、印刷メニューを選択すればプリントは完了です。
ただし、アプリによってはタブレットに保存してある画像、閲覧ページ、PDFファイルなど印刷できるものが制限されていることもあります。各メーカーでアプリの使い方や設定方法などが紹介されていますので、確認してみましょう。
印刷方法② 非対応プリンターを対応型に変える
近年のプリンターは無線LANに対応したものが多く販売されていますが、全てではありません。持っているプリンターが無線LAN非対応の場合、無線LAN対応にすることができる「プリントサーバー」というものがあります。
これは有線・無線どちらにも対応し、Androidだけでなく多様なOSに対応し、パソコンでもワイヤレスで印刷することができます。
ただし、プリントサーバーも全てのプリンターに対応しているわけではありません。また、無線LAN対応になってもプリンターアプリを利用できなければ印刷はできないので、購入前に全ての条件を満たすことができるかチェックしておきましょう。
印刷方法③ コンビニのネットプリントを活用する
そもそもプリンターがない、外出先で急きょ紙の資料が必要になったというときは、コンビニで扱っているネットプリントサービスを利用する方法があります。
セブンイレブンの場合は、まず「ネットプリント」のサイトページにアクセスするか、アプリをダウンロードします。印刷したいファイルをアップロードし、完了するとネットプリントの予約番号を取得できます。
その番号を控えて、セブンイレブンに向かい、マルチコピー機より「ネットプリント」を選択。予約番号を入力すると印刷のプレビューなどが確認できます。「プリントスタート」を押して印刷物を受け取れば完了です。
セブンイレブンのサービスは登録なしで利用できます。プリントは予約から1日有効、ユーザー登録をするとプリント予約から7日間有効期限が設けられます。特定の日に合わせて予約したい人や、7日間の間に何度も印刷したい人に便利なサービスです。
タブレットでスマートに仕事をこなそう!
これらの印刷方法は、タブレット同様スマートフォンでも活用できます。
ちなみに、iPadの場合は「AirPrint」機能と、それに対応するプリンターを用意することで印刷が可能です。こちらもWi-Fiなどのネットワーク経由で印刷できる仕組みになっています。
今はタブレットでも、キーボードなどを外付けで活用すれば、テキストや表計算などあらゆる作業が可能になりました。オフィスに立ち寄ることなく作業ができれば、外出したり戻ったり移動する時間を節約できます。
本来の業務に集中するためにも、時間を有効に使いタブレットを上手に活用していきましょう。
テレワーク・リモートワークにおけるタブレットの活用方法についてさらに知りたい方は、下記のページを参考にしてみてください。