タブレットで利用できるビジネスチャットのサービスを選ぶポイントは

タブレットでビジネスチャットのサービスを利用できるようにしておくと、社内のメンバーとはもちろんのこと、社外の取引先と手軽にコミュニケーションを取ることができます。

ビジネスチャットのサービスはさまざまな種類があるため、どのサービスを選べば良いか迷ってしまうこともあるでしょう。

自社にとって適切なビジネスチャットを選ぶためには、ビジネスチャットの基本的な機能や選び方を理解しておくことがポイントです。

この記事ではおすすめのビジネスチャットのサービスを紹介します。自社に合ったサービスを選び、業務の効率化を図りましょう。

目次
1.ビジネスチャットとは
2.ビジネスチャットの選び方
3.おすすめのビジネスチャット5選

ビジネスチャットとは

ビジネスチャットとは、ビジネス向けに特化したコミュニケーションツールです。

ビジネスチャットの主な機能としては、下記があげられます。

・チャット機能
・タスク管理
・ファイル共有
・スケジュール管理
・電話機能
・ビデオ通話
・他のツールとの連携機能

ビジネスチャットは、その名称のとおりチャット機能がメインとなります。また、ビジネスで利用するものであるため、タスク管理やファイルの共有、スケジュール管理の機能が利用できるものもあります。

そのほか、電話機能やビデオ通話が利用できるものもあり、相手の声を聞き取り、表情を読み取ることでコミュニケーションの効果が高まります。

さらに、メール機能や営業支援ツールなど、他のツールと連携することで、業務を容易に行える効果も見込めます。

ビジネスチャットはセキュリティ対策が万全

ビジネスチャットならではの特長として、セキュリティ対策が万全なことがあげられます。

セキュリティ対策の内容としては、通信内容の暗号化やデータの厳重な管理などがあります。

ビジネスチャットでは、プライベートで利用するチャットとは異なり、外部に流出してはならない情報も伝えなければなりません。

その点、ビジネスチャットなら万全なセキュリティ対策が講じられているため、ビジネスでのコミュニケーションを安全に行えます。

ビジネスチャットの選び方

ビジネスチャットを選ぶ基準としては、下記があげられます。

・必要な機能がそろっている
・操作しやすく、使いやすい
・コストで判断する
・セキュリティ対策が十分である

それぞれの内容について説明します。

必要な機能がそろっている

ビジネスチャットを選ぶ場合は、業務に必要な機能がそろっているものを選ぶと、業務の効率化につながりやすくなります。

先述したとおり、ビジネスチャットの主な機能としては、下記があげられます。

・チャット機能
・タスク管理
・ファイル共有
・電話機能
・ビデオ通話
・スケジュール管理
・他のツールとの連携機能

これらの機能のうち、いずれかの機能を活用することで業務の効率化が見込めるなら、ビジネスチャットの導入を検討してみましょう。

中でも、他のツールとの連携機能があると、複数のツールにまたがって処理をする手間が省けるため、業務を効率的に処理しやすくなります。

操作しやすく、使いやすい

ビジネスチャットを利用する従業員が多い場合は、操作しやすく使いやすいビジネスチャットを選択する方法があります。

あらゆる業務に対応するために、さまざまな機能が利用できるビジネスチャットを選ぶ方法もありますが、従業員の中には、機能が多くなるほど使い方がわかりにくいと感じる人がいることでしょう。

より多くの従業員がビジネスチャットを利用する場合は、操作しやすく、使いやすいと感じるものが適しています。

他のツールと連携できる

他のツールと連携できるビジネスチャットを利用すると、業務の効率化につながります。

例えば、ビジネスチャットと営業支援ツールが連携すると、営業することで新たな取引先が増えた場合に、取引先の担当者をグループチャットのメンバーに簡単に追加できます。

そのほかにも、メールのサービスと連携することでビジネスチャットにメールが届くようにすることも可能です。

さまざまなツールとビジネスチャットを連携させることで、より利便性が高まります。

コストで判断する

ビジネスチャットを選ぶ基準として、コストの面があげられます。

ビジネスチャットの多くは、利用できる機能によって料金が異なります。無料で利用できるプランは利用できる機能が限られますが、料金が高いプランは利用できる機能が充実しています。

費用対効果を考えたうえで、自社にあったプランを選びましょう。

また、ビジネスチャットのサービスによっては「無料トライアル」が利用できる場合があります。無料トライアルは、一定の期間内に限り無料で利用できため、試験的に利用しながら、本格的に導入するかどうかを決めるのも一つの方法です。

セキュリティ対策が十分である

ビジネスチャットを利用するうえで重視したい点は、セキュリティ対策が十分であることです。

ビジネスチャットのサービスは、チャット中にビジネス関連の情報が外部に流出してしまうことを防ぐため、セキュリティ対策が十分なものが多いです。

セキュリティ対策の内容としては、通信の暗号化や、データの厳重な保管のほか、端末認証や2段階認証などがあります。

セキュリティ対策が十分なものを選ぶことで、ビジネスに関する連絡を安全・確実に行えます。

おすすめのビジネスチャット5選

ビジネスチャットの機能や選び方を理解したら、自社にあったビジネスチャットのサービスを選びましょう。

ここでは、おすすめのビジネスチャットを5種類紹介します。

Slack

Slackの特長は大企業に選ばれやすいビジネスチャットであることです。

「チャンネル」という機能を利用すると、特定の業務に関連するメンバー同士でつながることができます。そのため、複数の業務を同時に抱えていても、チャンネルを切り替えながら連絡を取り合って業務を進められます。

また、Slackは2400を超えるツールと連携しています。さまざまなツールと連携すれば効率的に業務を行えます。

Chatwork

中小企業向けにビジネスチャットのサービスを提供する「Chatwork」は、国内でのビジネスチャット利用者数が最も多く、2023年1月時点で37万6000社が利用しています。

チャットワークの特徴は、ビジネスチャットとしてシンプルな構成となっている点です。

主要な機能としては、チャット、タスク管理、ファイル管理、ビデオ/音声通話があり、初めてビジネスチャットを利用する人にとってもわかりやすく感じられます。

LINE WORKS

LINE WORKSは、コミュニケーションアプリ「LINE」のような感覚で利用できるビジネスチャットです。

LINE WORKSの画面は、LINEとほぼ同様で見慣れた感じがするほか、LINE WORKSではスタンプも利用できるので、相手に対して気持ちを伝えやすくなります。

そのため、ビジネスチャットの利用が初めてであっても気軽に連絡を取ることができます。

セキュリティ面は、国際規格を取得した高いレベルで運営されており、安全性は十分といえます。

Google Meet

Google Meetは、Googleが開発したビデオ会議アプリで、多くのユーザーがビデオ会議に参加できる点が特長です。

最も安価なプランでもビデオ会議に100人まで参加できるほか、最も割高なプランを利用する場合は最大500人まで参加が可能です。

Google Meetはビデオ会議アプリとしての機能がメインですが、チャットも利用できます。

また、Google MeetはGoogleカレンダーやGmailなど、Google関連のサービスと連携できます。日頃から利用しているサービスと連携することで、ビジネスチャットが使いやすいと感じられることでしょう。

Microsoft Teams

Microsoft Teamsは、Officeのアプリを提供するサブスクリプションサービスである「Microsoft365」と連携できるビジネスチャットです。

Microsoft Teamsを利用すると、Officeアプリのほかに他のツールとの連携もできるため、業務の効率化が実現します。

また、Microsoft Teamsの特長は、チャットのメッセージを多くの言語に翻訳できる機能があることです。

その機能を活用することで、海外の拠点で業務を行う外国人とコミュニケーションを取りやすくなります。

まとめ

タブレットでビジネスチャットのサービスを選ぶ場合は、自社にとって使いやすいサービスを選択することがポイントです。

一例をあげると、多くの機能を利用できるサービスか、それとも全体的にシンプルで使いやすいと感じられるサービスか、という観点で選ぶ方法もあります。

ビジネスチャットは、社外に流出してはならない情報も伝える場合があるため、セキュリティ対策が万全なものを選ぶと安心して利用できます。

現在では、リモートワークの機会が増えており、それにともなってビジネスチャットを利用する機会も多くなりました。

リモートワークでタブレットを活用したい方は、こちらを参照してください。