タブレットの通信速度や反応速度が気になる 改善する方法は?

タブレットの動きは改善できる

デスクに縛られずに活用できるタブレットは、どこでも使えて便利な端末ですが、使い続けていると動きが遅くなることがあります。場合によっては、画面が固まってしまい故障したのか不安になった経験がある人もいるのではないでしょうか。

サクサク動かないとイライラしてしまいますし、仕事で使う場合は作業が進まずにかえって非効率的です。

実は、この動作を快適な速度に戻す対処法があります。原因を特定できれば、特別な知識やテクニックは必要ありません。タブレットの買い換えを検討する前に、ぜひチェックしてみてください。

タブレットが遅い原因は3つ

タブレットの反応速度が遅くなる原因には「処理速度」、「読み込み速度」、そして「通信速度」の3つがあります。処理速度と読み込み速度はタブレット本体のストレージ容量、通信速度は利用できる通信容量が関わっています。

これらを突き止めることで、タブレットの動作を改善することができます。1つずつ見ていきましょう。

原因① 処理速度

Androidタブレットには、「キャッシュ」という機能がついています。キャッシュは、それまでアクセスしたサイトや、アプリを起動させて利用したなどの行動履歴を一時的に保管しておくデータのことです。こうすることで、また同じアクションをするときに1からやり直す必要がなくなります。

例えば、あるページを閲覧していたとき、同僚からLINEが入ったので中断してメッセージを送ったとします。その後サイト閲覧を再開するときは、キャッシュデータを呼び出すだけでそのページに戻ることができます。

ただキャッシュデータが溜まっていくと、タブレットの内部ストレージ容量を圧迫してしまいます。タブレットは残っている容量でやりくりしようとしますが、少ないとデータ処理が追いつかず、動きが遅くなってしまうのです。

解決法① アプリの作動履歴を削除しよう

タブレットの動きが遅いと感じたら、まずキャッシュデータを削除してみましょう。「設定」画面から「内部ストレージ」を選択すると、ストレージの使用状況が表示されます。容量が何に使われているか内訳が示されているので、その中の「キャッシュデータ」をタップし、削除するデータの一部または全てを選択して削除すれば完了です。

原因② 読み込み速度

写真や動画、プレゼン資料など様々なファイルを保存すると、データ容量も大きくなります。特に写真や動画は高画質なものほどファイルデータがかさみ、数が増えればストレージの空き容量を圧迫してしまいます。

ファイルデータの量が多くなるにつれ、だんだんと動きが悪くなってきます。タブレットの動きを快適にするには、最低でも1GB以上のストレージ容量が必要と言われています。

解決法② ファイルデータをクラウドに保存しよう

そこで「設定」からタブレットの空き容量を確認しましょう。写真やファイルなどのデータ容量が大きい場合は、削除して空き容量を増やすか、外部ストレージに保存します。

外部ストレージに保存する方法はいくつかあり、そのうちの1つにクラウド保存があります。Androidタブレットであれば「Googleドライブ」が使いやすいでしょう。GoogleドライブはGoogleフォト、Gmailなどと合わせて最大15GBまで無料で保存できます。

タブレットからファイルを開き、保存先にGoogleドライブを選択すると保存されます。写真の場合は、「フォト」を起動し、「設定」から「バックアップと同期の設定」をオンにすると、わざわざアップロードしなくても自動で保存してくれます。

保存するもう1つの方法は、SDカード保存です。SDカードは、Androidタブレットにデータを保存できる外部ストレージで、タブレットに認証させるステップが必要ですが、表示に従えば難しいものではありません。ただ、対応できない機種もあるので注意しましょう。

iPadも専用のSDカードがありますが、iTunesでパソコンに転送させるやり方が一般的です。

原因③ 通信速度

インターネットにアクセスする通信環境が原因の場合もあります。一般的にネット回線は、通信プランによって利用できる通信容量が決まっており、その容量に達すると通信速度が制限され動きが遅くなってしまいます。

また、格安SIMを使って利用している場合、回線が混雑する時間帯は速度が落ちる可能性があります。

解決法③ 追加でデータ通信を購入する

通信速度は、締め日を過ぎれば解除され再び快適に利用することができますが、急いでいる場合は、追加で通信容量を購入できます。その間に他の電話会社や通信プランなどを見直すと良いでしょう。または、モバイルルーター(Wi-Fiルーター)を使うのもお勧めです。

飲食店などで提供しているフリーWi-Fiもありますが、業務用の場合は情報セキュリティの観点からお勧めはできません。

空き容量を定期的にチェックしよう

他にも使用している機種、OSが古い場合や、経年や使用頻度による劣化などでタブレットの動きが遅くなることがありますが、基本的には処理速度・読み込み速度・通信速度の改善を試みてください。それでも動きが悪いときは、一度再起動させるか、OSのバージョンを更新してみましょう。

定期的にストレージ状況を確認し、タブレットで作業効率を上げていきましょう。

タブレットの導入を検討されている企業様には、テックウインドがお客様の業種・用途などをヒアリングしたうえで最適なタブレットをご提案いたします。
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