介護記録の作成はタブレットで!電子化で効率化を実現

  • 2022.06.27

介護の現場では、介護記録を入力するためにタブレットなどのIT機器を導入する事例が増えています。

これまでは、紙媒体での介護記録が一般的でしたが、介護記録の作成や確認をスムーズに行うために、介護記録の電子化を検討している事業所もあるのではないでしょうか。

この記事では、タブレットで介護記録を取るメリットとデメリットを中心に説明します。介護記録の作成を電子化して、業務の効率化を目指しましょう。

介護記録はタブレットなどのIT機器で!

介護の内容を記録するために、タブレットなどのIT機器を導入する事業所が増えています。なぜなら、IT機器で介護の内容を記録すれば業務の効率化が見込めるためです。

かつては、介護の内容は紙の媒体に記録することが一般的でした。しかし、介護記録の内容は体温や血圧など体調に関すること、食事・入浴などの生活リズムに関することなどがあり、多くの内容を記載しなければなりません。

一人の要介護者について、介護の内容を全て記入するだけでも手間がかかります。しかも、多くの要介護者を担当していると、紙媒体の場合は記録の作業が大変であることに加え、記録した内容をすぐに探し出して確認することは困難となります。

その点、タブレットなどのIT機器を利用すれば、介護記録の内容が項目別に整理された状態で表示されるため、探したい内容を簡単に探せます。

そのほか、介護記録にタブレットを利用すると、さまざまなメリットが得られます。次の項目では介護記録にタブレットを利用するメリットについて説明します。

介護記録にタブレットを利用するメリット

介護記録にタブレットを利用するメリットとしては、下記があげられます。

・情報を共有しやすい
・大きな画面で見やすい
・移動中などすき間時間に介護記録を確認できる
・介護中にトラブルが発生した場合に対応しやすい

情報を共有しやすい

タブレットを利用するメリットは、情報を共有しやすい点です。

介護者に配布しているタブレットに介護ソフトをインストールしておけば、ある介護者が入力した情報は他の介護者のタブレットでも確認できます。

紙媒体で介護の内容を記録している場合、介護に関する情報を共有するためには、介護者同士が同じ場所にいて介護記録の内容を確認する必要がありました。

その点、タブレットを利用すれば、記入した内容は他の介護者のタブレットにも送信される仕組みであるため、介護者同士が離れた場所にいても情報共有が可能となります。

大きな画面で見やすい

タブレットなら画面が大きいため、介護記録の内容が見やすく感じられます。

画面が大きいほど、介護記録の内容を画面上に多く表示できます。例えば、画面上に複数の介護利用者の体温や血圧、脈拍、食事をしたかどうかなど、複数の項目の表示が可能です。

多くの情報を一目で確認できるのはタブレットならではといえるでしょう。

移動中などすき間時間に介護記録を確認できる

タブレットを利用すれば、移動中などのすき間時間に介護記録を確認できます。

例えば、訪問介護を行っている場合に、これから介護先に向かうとしましょう。他の担当者が訪問介護したときの記録は、電車やバスで移動しながらチェックすることが可能です。

訪問介護をする前に、移動中の時間を利用して要介護者の状態を確認しておけば、訪問して介護をするときに作業をスムーズに進められます。

タブレットなら、ネットが利用できる環境であれば時間と場所を問わずに介護記録をチェックできるので、介護者の立場に立ったサービスを提供しやすくなります。

介護中にトラブルが発生した場合に対応しやすい

タブレットを活用して介護記録の情報共有を行っていると、介護中にトラブルが発生した場合に対応しやすい点もメリットとなります。

例えば、要介護者の具合が悪くなった場合、日頃からどんな薬を飲んでいるか、直近の食事でどんなものを食べたか、ということをタブレットで簡単に調べられます。

スピーディーにケアができれば、要介護者の体調は早めに改善しやすくなります。

もし、介護の内容を紙媒体に記録していたなら、トラブルが発生したときほどあせりがちとなるため、要介護者が飲んでいる薬や食事の内容をすぐに調べられないケースも考えられます。

そのような状態になると、ケアが遅れる原因となってしまい、体調が改善するまで時間がかかってしまいます。

トラブルが発生した場合の対応を迅速に行うためにも、タブレットの導入は有効といえるでしょう。

介護記録にタブレットを利用するデメリット

ここまで、介護記録にタブレットを利用するメリットについてみてきましたが、タブレットの利用がデメリットになるケースもあります。

デメリットの内容としては、下記があげられます。

・スマホと比べると、手軽に入力できない場合がある。
・電話ができない
・入力に慣れるまで難しいと感じることも

スマホと比べると、手軽に入力できない場合がある

介護記録の作成は、タブレットのほかにスマホでも行えます。入力の面で見ると、タブレットはスマホと比べると手軽に入力できない場合があります。

スマホならポケットに入れて持ち運びができること、さらに、手のひらに載るサイズのものが多いため、入力したいと思ったときに入力作業ができます。

しかし、タブレットはスマホと比べるとサイズが大きいため、持ち運びをする場合はカバンに入れておく必要があります。

スマホならポケットからすぐに取り出せるのに対し、タブレットはカバンから出さなければなりません。

手軽に入力するという面で考えるなら、タブレットよりもスマホの方が使いやすく感じられます。

電話ができない

タブレットは原則として通話機能が利用できないため、電話ができません。

タブレットを利用している場合、緊急で連絡を取りたい場合はスマホを使って連絡を取ることになります。

もし、介護記録をスマホで取っていれば、介護記録用として使っているスマホで通話が可能です。

業務中に通話することが多い場合は、介護記録をスマホで作成する方が効率的といえます。

入力に慣れるまで難しいと感じることも

介護者の中には、タブレットの使い方に慣れるまでに時間がかかる場合があります。

スマホが広く普及している現在では、スマホの操作方法を知っていればタブレットの使い方も理解できるケースが多いですが、スマホとタブレットは操作方法が若干異なるため、タブレットの利用に抵抗を感じる介護者もいることでしょう。

ただし、タブレットの操作自体はさほど難しいものではないので、タブレットの使い方を適切に教えれば、徐々にタブレットを使えるようになるでしょう。

まとめ

介護のサービスを提供する立場としては、要介護者を介護した内容についてこまめに記録する必要があります。それにより、要介護者は安心して介護のサービスを受けられます。

介護記録の内容は要介護者の体調に関することや1日の生活リズムなどがあります。一人の介護者だけでも記入する内容は多くなりますが、介護の利用者が増えるほど、記録する作業が大変になるだけでなく、記録した内容を探す作業に時間がかかってしまいます。

その問題を解決する方法は、タブレットで介護記録を作成することです。タブレットの利用に慣れると介護記録の作成が簡単に行えるほか、介護記録の内容を簡単に探し出せるようになります。

介護記録の作成・確認が容易に行えるようになると、介護のサービスを提供する側にとって作業が効率化するだけでなく、介護のサービスを受ける側としても良質のサービスを受けられるため、双方にとってメリットを受けられます。

タブレットの活用で介護記録を電子化して、満足度の高いサービスの提供を目指しましょう。

(画像は写真ACより)