選ぶなら高性能のものを!タブレットはどんな性能を持っている?

  • 2022.07.08

業務用のタブレットは、業務の効率化を求めるために処理速度が速いものを選んだり、高温下やホコリの多い場所など過酷な環境下でも耐えられるものを使用したりすることもあります。

業務において支障なくタブレットを使用するためには、高性能のものを選びたいところです。タブレットの性能について理解しておくと、業務に適したタブレットを選びやすくなります。

特定の環境下でも使用できるタブレット

業務用のタブレットは過酷な環境で使用されることがあるため、そのような環境下に対応した性能を持つものもあります。

ここでは、下記の性能について説明します。

・防水性
・防塵性
・耐衝撃性
・耐振動性
・耐環境性

防水性

タブレットの防水性能を大まかに分類すると、下記の3種類があります。

・ちょっとした水しぶきに耐えられる
・強い水しぶきに耐えられる
・水没しても使用可能

ちょっとした水しぶきの例をあげると、弱い雨が当たる程度となります。また、強い水しぶきとは、シャワーや大雨に当たった状態を指します。

防水性能は「IPX○」(○は0~8の数字のいずれか)で表されます。これは「IP規格」と呼ばれ、防塵・防水性能が一目でわかるようになっています。

なお「X」の部分には防塵性能を表す数字(0~6のいずれか)が入りますが、防水性能のみを表す場合は、例として「IPX1」と表示されます。

上記で説明した3種類の防水性能をIP規格で表すと、下記の通りとなります。

・ちょっとした水しぶきに耐えられる:IPX1~IPX3
・強い水しぶきに耐えられる:IPX4~IPX6
・水没しても使用可能:IPX7~IP8

IP規格に含まれる数字が大きくなるほど耐水性能が向上します。耐水性が全くない場合は、IPX0と表現されます。

ただし、防水性能においては、水しぶきの耐性と水没の耐性は別物として扱われます。そのため、水しぶきの耐性と水没の耐性が両方ある場合は、例として「IPX5/8」のように表します。

防塵性

タブレットの防塵性能を大まかに分類すると、下記の2種類となります。

・固形の物体が内部に侵入しない
・粉塵が内部に侵入しない

固形の物体とは直径1mm以上のものを指します。粉塵は直径が1mm未満のものです。

防塵性能は、先の項目で説明したIP規格で「IP○X」(○は0~6)で表され、数字が大きくなるほど防塵性能は向上します。IP規格は防塵・防水性能の両方を表せますが、防塵性能のみを表す場合は「IP1X」のように表します。

上記で説明した2種類の防塵性能をIP規格で表すと、下記の通りとなります。

・固形の物体が内部に侵入しない:IP1X~IP4X
・粉塵が内部に侵入しない:IP5X、IP6X

なお、防塵性能が全くない場合は「IP0X」と表します。

耐衝撃性

耐衝撃性とは、タブレットを落としてしまったり、あるいはタブレットを持ち運んでいるときに壁などにぶつけてしまったりした場合の耐性を示すものです。

耐衝撃性の基準を満たすタブレットの条件として例をあげると、米国国防省基準によって行われたテストにクリアしていることがあります。

この試験では、高さ約1.2mのところからタブレットを落下させ、全ての面、辺、角に当たっても破損しないことが求められます。

業務中にタブレットを使用していると、まれに落としてしまうこともありますが、耐衝撃性のあるタブレットなら落としても破損しにくくなっています。

耐振動性

耐振動性とは、タブレットに振動が加わっても十分にタブレットが作動する性能を指します。

耐振動性も、米国国防省基準のテストにクリアしたものが主に採用されています。この試験では、前後・左右・上下の方向に1時間連続して振動を与え続けます。

タブレットは持ち運びしやすい大きさであることがメリットである一方、長時間持ち運び続けると、タブレットは常に振動している状態となります。タブレットは持ち運びする機会が多いからこそ、耐振動性のものが適しています。

耐環境性

耐環境性とは、高温下・低温下で使用できる性能のことです。耐環境性を持つタブレットの例としては、操作可能温度が-20℃~50℃のものがあげられます。

タブレットは、夏の炎天下において使われる場合があるほか、冷凍庫内の作業で使用されることもあります。気温の面で過酷な環境下で使用する場合は、耐環境性のタブレットが必須となります。

処理性能の高いタブレット

タブレットの処理性能が高いほど、処理速度が向上したり、画面が見やすくなったりします。タブレットの処理性能を高めるものとしては、下記があげられます。

・CPU
・メモリー
・ストレージ容量
・解像度

CPU

CPUとは、タブレットのデータ処理を行う装置です。CPUの性能が高いほど、入力した内容が即座に画面上に表示されるため、処理速度の速さを感じられます。

CPUの性能を表すものとして「コア数」があります。主なコア数としては4コア、6コア、8コアがあります。

4コアのCPUを搭載していればタブレットを十分に利用できますが、動画を視聴する機会が多い場合は、搭載されているCPUが6コア以上のものが適しています。

メモリー

メモリーとは、データを一時的に保管する装置のことで、CPUが処理したデータを保管しておきます。メモリーの容量の単位は「GB(ギガバイト)」です。

メモリーの容量が大きければCPUが処理したデータを多く保存できるため、タブレットの処理速度は向上します。

メモリーの容量は少なくとも2GB、可能であれば3~4GBのものが適しています。

ストレージ容量

ストレージとはデータを保存する装置のことであり、ストレージ容量とは、ストレージに保存できるデータの量を指します。ストレージ容量の単位は「GB」です。

データの多くをクラウドに保存し、タブレットにデータを保存しない場合は32GBで差し支えありません。動画データなど、容量の大きいデータをタブレットに保存したい場合は、64GBまたは128GBのものが適しています。

なお、16GBのものは容量不足になりやすいため、32GB以上のものを選びましょう。

解像度

タブレットの解像度とは「画面解像度」を指します。

画面解像度とは、画面上に画像を表示する一つの単位である「画素」の合計数です。画面解像度は「1920×1200」のように表示され、この数字が大きくなるほど画素数も増えるため、画像はきめ細やかなものとなります。

高解像度のタブレットを利用するメリットは。動画を視聴するときに映像がくっきりと表示されることです。

そのため、タブレットを使って動画で説明する機会が多い場合は、解像度が1920×1200以上のものが適しています。

タブレットを保護するグッズを活用しよう

タブレットに傷がつくのを防いだり、落としたときの衝撃を和らげたりするには、タブレットを保護するグッズを利用しましょう。おすすめなのは「タブレットケース」です。

タブレットケースには、本体のほかディスプレイも保護できる「手帳型」や、タブレットを持ち運ぶ場合に適している「ケース型」があります。

タブレットケースを選ぶ場合は、タブレットのサイズに合ったものを選びましょう。画面のサイズのほか、タブレットの厚さ、幅、奥行きも確認したうえで選びます。

画面のサイズだけでタブレットケースを選んでしまうと、厚さや幅、奥行きの寸法が合わず、タブレットケースにタブレットが入らない場合もあるので注意しましょう。

まとめ

タブレットの性能は、防塵・防水性能や耐衝撃性など物理的な性能の高さ、ストレージ容量や解像度など、タブレットの処理性能の高さに分けられます。

可能であればいずれの性能も高いタブレットを選びたいところですが、予算の制約もあるため、特定の性能が高いタブレットを選ぶことが多いのではないでしょうか。

タブレットを選ぶポイントは「主にどのような業務で使用するか」という点です。屋外で使用する場合は防塵・防水性や耐衝撃性の高いものを、動画で説明する機会が多い場合はタブレットの処理性能の高いものを選びましょう。

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(画像は写真ACより)