タブレットを活用して、わかりやすく質の高い社員研修を実施しよう!

  • 2022.06.28

近年はコロナ禍に後押しされる形でICT化が進展しています。それにともない、オンラインを活用した会議や授業は日常的に行われるようになりました。

実際にオンライン会議に参加したり、オンライン授業を受けたりした経験のある人は多いのではないでしょうか。

また、最近では、タブレットを活用した社員研修も行われています。タブレットならパソコンと比べると大きさが手頃で操作しやすい点が特徴であるため、社員教育のツールとして適しています。

タブレットで社員研修を行うとどんなメリットがあるのか、また、タブレットで社員研修を行う場合に抑えておきたいポイントは何か、という点について説明します。

社員研修にタブレットを活用して、効果の高い教育を行いましょう。

タブレットで社員研修を行うメリット

タブレットで社員研修を行うメリットを下記にあげてみました。

・場所を問わずに研修を受けられる
・自分のペースで研修を受けられる
・研修のコストを削減できる

それぞれのメリットについて説明します。

場所を問わずに研修を受けられる

社員研修でタブレットを活用すると、場所を問わずに研修を受けられます。

これにより、研修の対象者は研修会場に行く必要がなくなるため、普段業務を行っている事業所で学習できます。

もし、研修がオンラインではなく対面形式で行われる場合、研修会場が遠方だと会場への移動に時間がかかってしまい、業務を行う時間が削られてしまいます。

その点、タブレットを活用した研修なら、研修を受けるための移動時間がなく、研修が終わったらすぐに業務に戻れるため時間を有効に活用できます。

自分のペースで研修を受けられる

タブレットで研修を受けるメリットは、自分のペースで受講できることです。

タブレット研修の形として、講義をリアルタイムで受けられる方法のほか、講義が録画されたものを受講者の都合が良いタイミングで受講する方法があります。

自分のペースで研修を受けられると、業務の合間や空き時間を利用できるため、限られた時間を効率的に利用できます。

また、自分のペースで研修を受けられるメリットは、わかりにくい場所を繰り返し学べる点です。

講師が説明している内容がわかりにくいと感じたら、その部分を巻き戻してもう一回説明を聞くことができます。わかりにくい部分を納得がいくまで繰り返し視聴できる点は、タブレット研修ならではといえるでしょう。

コストを削減できる

タブレットで社員研修を行うとコストの削減につながります。

もし、タブレットを使用せず、1つの会場に社員を集めて対面型の研修を行う場合、社員に対して交通費を支給する必要があります。また、社員の立場からみると、会場へ行き来する時間がかかるため「時間的コスト」も発生してしまいます。

さらに、対面型の社員研修ではテキストが紙媒体であるため、紙のコストもかかります。

特に研修の内容が濃密であったり、研修の受講者が多かったりすると使用する紙も多くなるため、紙のコストは想定していたよりも高くなる場合があります。

その点、タブレットで研修を行えば、テキストは全てタブレットで閲覧できるため紙のコストを抑えられます。

また、タブレットで研修を行えば、自社内の会議室など比較的静かな場所で受講できるので、交通費がかからないうえに、研修を受ける社員も研修会場に出向く手間がかかりません。

社員研修のコストを抑えるなら、タブレットを活用した研修が効果的です。

タブレットで社内研修を効果的に行うポイント

社員研修でタブレットを利用すると、さまざまなメリットを受けられることが理解できたのではないでしょうか。

さらに、効果的にタブレットを活用すると、研修の効果を十分に高められます。ここではタブレットで社内研修を効果的に行うポイントについて説明します。

画像や動画を活用してわかりやすく説明する

タブレットで社内研修の効果を高めるには、画像や動画を活用してわかりやすく説明することがポイントです。

例えば、業務の方法を説明する場合、言葉だけで説明すると研修を受ける人にとっては難しく感じてしまいがちです。そこで、画像や動画を使って説明します。

業務の方法を説明した動画をあらかじめ作成しておき、その動画を研修で流しながら説明すると、研修を受ける人は業務の方法を動画で見ながら理解できるため、研修の効果が高まります。

言葉だけで説明すると伝えられる内容は限られてしまいますが、画像や動画を活用すると多くの情報を伝えられます。それにより、研修を受ける人たちにとってわかりやすい研修となります。

OJTにタブレットを活用する

タブレットは「OJT教育」にも活用できます。

OJTとは「On the Job Training」の頭文字を取ったもので、現場で実務を行いながら教育を受けることを指します。

タブレットを活用した研修は座学での学習で用いられることが多いですが、現場における実践的な学習においても高い効果を発揮します。

例えば、飲食店で調理の方法を学ぶ場合、現場にタブレットを持ち込み、タブレットで調理の方法を学習すれば、実際に調理するときにスムーズに行えます。

タブレットのメリットは、わかりにくい点があれば繰り返し見直せる点です。繰り返し動画を視聴することによって、細かい動きも理解しやすくなるため、作業の精度を高められます。

階層別研修でタブレットを活用する

タブレットを活用した研修は「階層別研修」を行う場合に適しています。

階層別研修とは「新入社員フォロー研修」「中堅社員研修」「管理職研修」のように、一定の水準に達した社員を対象として行われる研修のことです。

階層別研修でタブレットの利用が適している理由は、研修を受ける社員が各地の支店や事業所に勤務していることが多いためです。

1か所の会場に集めて研修を行うと経済的なコストのみならず、研修に参加する社員は会場に向かうための時間的なコストもかかるため、研修の成果に対してコストが高めとなってしまいます。

その点、タブレットを活用した研修なら、普段業務を行っている事業所にいながら研修を受けられるため、会場に移動する手間がなくなり、時間を有効に活用できます。

研修対象の社員が各地で勤務していて、1か所に集まって研修を行うことが難しい場合は、タブレットでの研修を検討してみましょう。

まとめ

近年は業務のオンライン化が進んでおり、社員研修もオンラインで行われるケースが多くなりました。

オンライン研修で使用される端末はパソコン以外にタブレットも広く利用されています。扱いやすい大きさで操作しやすい点がタブレットのメリットといえます。

タブレットで社員研修を行うと、企業側のメリットはコストを抑えられること、社員側のメリットは場所を問わずに自分のペースで研修を受けられることです。

タブレットを使って研修の効果を高めるためには、画像や動画を活用することがポイントです。それにより、受講者にとってわかりやすい研修を行えます。

また、タブレットを用いた研修は、対面形式で行われる研修に限らず、現場での研修にも活用できます。

社内研修でタブレットを効果的に行うポイントを抑えたうえで、受講者にとってわかりやすい研修を実施しましょう。

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