運輸・輸送に重要な運行管理を効率的に行うならタブレットで!

  • 2022.07.08

運輸業の運行管理者は、運送業務をとどこおりなく行うためにさまざまな管理業務に取り組まなければなりません。

運行管理者が行う管理業務としては、ドライバーの日報管理や勤怠管理、ドライバーの体調管理があります。

さらに、業務の効率化を実現するための動態管理も運行管理者の重要な業務です。

これらの管理業務を効率的に行うためには、各種の管理アプリをインストールしたタブレットの活用が効果的といえます。

運送業においてタブレットを効果的に活用する方法を理解し、顧客満足度の向上と働きやすい環境づくりに取り組みましょう。

目次
1.運送業に関連する管理業務はタブレットで
2.タブレットを使って輸送の効率化を実現
3.顧客はアプリで配送ルートを確認できる
4.まとめ

運送業に関連する管理業務はタブレットで

運送業に関連する管理業務は、タブレットに専用のアプリをインストールすることで効率的に行えるようになります。

タブレットを利用した管理業務としては、下記があげられます。

・日報管理
・動態管理
・勤怠管理
・ドライバーの体調管理

それぞれの管理業務について説明します。

日報の管理

ドライバーの日報の管理はタブレットで行えます。

ドライバーはアプリを使って日報を作成します。日報に記入しなければならない内容は、今日の作業内容、今日時点の走行距離のほか、給油した場合は給油量も記入します。

アプリを利用すれば、日報の作成は簡単に行える仕組みとなっています。例えば、今日の作業内容を入力する場合「業務開始」「現場に到着(積込)」「現場に到着(荷卸し)」「トラブル対応」などの項目から当てはまる項目をタップするだけで済みます。

その他、細かい説明が必要な場合は必要に応じてメモ欄に文字入力します。

ドライバーにとって毎日の日報の作成は手間がかかりがちですが、アプリを使って入力することで、日報の作成を簡単に行えます。

ドライバーが日報の作成を簡単に行えるようになると、運行管理者は日報の管理が容易に行えるようになります。

動態管理

動態管理とは、トラックを運転してるドライバーがどこにいるのかをチェックして管理することです。

現在ではスマホにGPS機能が搭載されているため、GPS機能を活用した動態管理アプリを利用すればドライバーがどこにいるのかをパソコンの画面上で簡単にチェックできます。

動態管理アプリを導入する前は、ドライバーがどこにいるかを確認するためには電話で問い合わせる必要がありました。しかし、アプリの導入によって電話での問い合わせが不要となり、効率的にドライバーの位置確認ができます。

勤怠管理

運送業の勤怠管理はタブレットを利用して行えます。

従業員が打刻したデータはタブレットで確認できます。ドライバーが勤務する時間帯は不規則であることが多いため、出勤時間や退勤時間はその日によって異なります。

タブレットを利用した勤怠管理なら、複雑な勤務形態であったとしても規定の時間帯に出勤、退勤をしているかどうかが一目でわかります。

勤怠管理のアプリの機能によっては、出勤・退勤時間に基づいて給与計算もできるものもあります。

ドライバーのシフトによっては残業が発生することもあるため、給与の計算が複雑になる場合がありますが、勤怠管理と給与計算が連動しているアプリをタブレットにインストールしておけば、複雑な給与計算が正確に行われます。

ドライバーの体調管理

ドライバーの体調管理もタブレットで確認できます。

タブレットで体調管理を行うためには、ドライバーが業務で利用するスマートフォンに体調管理のアプリをインストールしておきます。

ドライバーは体調管理のアプリに自分で測った体温や血圧を入力し、体調アプリの画面に表示された質問に答えます。質問の例としては「酒気帯びではありませんか」「身体に痛みはありませんか」などがあります。

ドライバーは運転席で体温や血圧を測れれば、運転席にいながら体調管理のアプリに入力が可能です。

例えば、長距離を運転するドライバーは当日中に事務所に戻れない場合がありますが、そのようなケースでも、ドライバーは事務所から遠く離れた場所にいても自分自身の健康状態を送信できます。

このような仕組みにより、運行管理者は事務所でドライバーの体調をパソコンでチェックすることが可能となっています。

タブレットを使って輸送の効率化を実現

小口配送を行う運送業の課題として「いかに効率よく荷物を輸送するか」ということがあります。この課題はタブレットに配送ルートを最適化するアプリをインストールすることで解決します。

ネット通販の利用は年々増加傾向にあり、特にコロナ禍においてはいわゆる「巣ごもり消費」がネット通販の利用を後押ししている形です。

運送業者は大量の荷物の効率的な配送が求められますが、配送ルートを最適化するアプリを活用すれば、効率的に配送するルートがタブレットに表示されます。

効率的な配送ルートは、長年運送業に携わるベテランドライバーならタブレットに頼らなくても自分自身で決められますが、経験の浅いドライバーはタブレットを活用しなければ効率的に荷物を配送するのは難しいといえます。

見方を変えれば、タブレットに配送ルートを最適化するアプリをインストールしておけば、ドライバーとしての熟練度を問わずに効率的な配送が可能となります。

輸送効率化のメリット

輸送効率化を実現することで、コストが削減されるほか、走行距離の減少にともなって環境負荷も軽減されます。

近年はガソリン価格の上昇が顕著となっており、走行距離数の増加はそのまま燃料費の増加につながります。それに加えて、排気ガスの排出量も増加するため環境悪化の原因になってしまいます。

さらに、配送ルートが非効率なままでは従業員の労働時間が長くなり、人件費の増加にもつながりかねません。

輸送の効率化を実現すれば、走行距離数の減少により燃料費の節約、人件費の抑制、排気ガスの排出量を抑えられるため、さまざまな課題が一挙に解決できます。

顧客はアプリで配送ルートを確認できる

タブレットに動態管理のアプリをインストールすると、どのドライバーがどこにいるかを一目で確認できます。

ドライバーの場所はスマホのGPS機能を活用して特定します。動態管理アプリの機能を利用すると、顧客から荷物の状況について問い合わせがあった場合、運行管理者はパソコンの画面を見ながら、あとどのくらいで荷物が到着するかを連絡できます。

さらに、顧客向けにドライバーの位置情報を公開する機能を提供すれば、顧客自身でドライバーの状況を確認できるので、荷物が届くおおよその時間が推測できるため、顧客としても満足度が高まります。

まとめ

運輸業における管理業務はタブレットを導入することで大幅に効率化します。

もし、タブレットを導入していなければ、日報の管理や動態管理、勤怠管理などの業務はかなりの時間がかかってしまい、長時間労働が日常的なものになりかねません。

その点、タブレットを導入すればあらゆる管理業務が自動的に行われるため、運行管理者は本来の運行管理業務に集中できます。

タブレットを導入すると、スムーズな物流が実現して顧客の満足度向上が期待できるほか、日々の業務が効率化するため、ドライバーや運行管理者にとって働きやすい環境が実現します。

これらのメリットを受けるためにも、タブレットの導入を検討してみましょう。

多数のタブレット導入時に活躍する「Tablet admin for Kitting」の活用方法についてさらに知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。