タブレットを選ぶならOSもチェック!ビジネスで利用するならどのOS?

  • 2022.07.08

タブレットを選ぶ場合に考えておきたい内容として、タブレットの「OS」があります。OSといえば、パソコンなら「Windows OS」と「Mac OS」、タブレットなら「iOS」「Android」「Windows」が主に搭載されています。

タブレットを選ぶ基準としては、画面の大きさやメモリーの容量、などに目が向きがちですが、どのOSが搭載されているものを選ぶか、という点も押さえておきたいところです。

この記事では、OSについて説明したうえで、タブレットに搭載されているOSの内容、それぞれのOSが搭載されているタブレットをビジネスで使用する場合のメリットについて説明します。

目次
1.OSとは?
2.タブレットに搭載されているOSは?
3.それぞれのOSをビジネスで使用する場合のメリット
4.まとめ

OSとは?

OSとは「Operating System(オペレーティングシステム)」の頭文字を取ったもので、コンピューターが作動するために必要なソフトウェアのことです。

ソフトウェアとは、コンピューターを作動させるプログラムがまとまっているものを指します。なお、ソフトウェアは「OS」と「アプリ」に大別できます。

アプリの正式な名称は「アプリケーションソフトウェア」であり、意味合いは「応用ソフトウェア」です。アプリの例をあげると表計算アプリや画像編集アプリなどがあります。

アプリの特徴は、OS上で作動するアプリであることです。つまり、OSというソフトウェアがあるからこそ、アプリが作動できるといえます。

OSの役割

OSの役割とは、コンピューター内部の装置を管理することです。具体的に説明すると、ファイルやメモリーの管理、複数の処理を同時に行う「マルチタスク」のプロセス管理などがあります。

OSの役割をわかりやすく説明すると、ユーザーが入力した内容を理解したうえでコンピューター内部の装置に伝える役割を果たしています。

ソフトウェアからの指示を受けたCPUなどの処理装置は、指示に基づいて処理し、処理した結果を画面上に表示します。

ソフトウェアの働きによって、ユーザーは端末に入力した内容の結果を画面上で見ることができます。

なお、OSはソフトウェアの一種であるのに対し、CPUなどはハードウェアの一種となります。つまり、タブレットなどの端末が作動するためには、OSとハードウェアの両方が必要です。

タブレットに搭載されているOSは?

タブレットに搭載されているOSは「iOS」「Android」「Windows」の3種類に分けられます。それぞれのOSの特徴について簡単に説明します。

iOS

iOSは「Apple」が開発したモバイル端末向けのOSです。iOSはAppleの製品である「iPhone」と「iPad」にのみ搭載されており、他のメーカーのタブレットには搭載されていません。

Android

Androidは「Google」が開発したOSです。AndroidはiOSとは異なり、あらゆるメーカーが製造したタブレットに搭載されています。そのため、タブレットのラインナップが豊富であることが特徴といえます。

Windows

Windowsは「Microsoft」が開発したOSです。

Windows OSはパソコンのOSとして認知度が高く、タブレットのOSはiOSとAndroidが広く採用されています。

しかし、Windowsを搭載したタブレットはWindowsのパソコンとほぼ同様に利用できるため、ビジネスでタブレットを利用する場合は使いやすく感じられます。

それぞれのOSをビジネスで使用する場合のメリット

先の項目では、それぞれOSの特徴について簡単に説明しました。

それを踏まえたうえで、ここからはそれぞれのOSをビジネスで活用する場合どのようなメリットがあるか、という点を中心に説明します。

iOS

iOSを搭載したタブレット「iPad」のメリットは直感的に操作できること、デザイン性が優れている点です。

StatCounterの調査データによると、2021年12月末時点における日本のタブレットOSのシェアは、iOSが約70%を占めており、iPadの人気の高さがうかがえます。

社内のパソコンにAppleの「Mac」を使用しているなら、iPadで利用しているアプリと共通しているため、高い互換性があります。Macを使用している場合は、iPadを導入すると作業の効率性向上が見込めます。

Android

Androidを搭載したタブレットを利用するメリットは、各社が提供しているタブレットの中から利用しやすいものを選べることです。

Appleが提供している「iPad」はApple製のタブレットのみであるのに対し、Androidを搭載したタブレットは「オープンソース」であるため、さまざまなメーカーのものが販売されています。

Androidタブレットは多くの種類がそろっているため、コストを抑えるために低価格の端末を選ぶこともできます。

また、Androidタブレットは自由度が高いため、ホーム画面のカスタマイズを自由に行って使いやすい状態することも可能です。

Windows

Windowsを搭載したタブレットのメリットは、パソコンで使用しているOfficeのソフトをタブレットでも使用できる点です。

そのため、Windowsのパソコンで使用しているWordやExcel、PowerPointは、Windowsを搭載したタブレットでも使用できます。

パソコンでOfficeのソフトを利用できても、タブレットでOfficeのソフトが利用できなければ不便に感じる場合があります。Windowsタブレットを利用すれば、パソコンと同様にOfficeのソフトが利用できるので、業務の効率性が向上します。

業務でWindowsのパソコンを利用しているなら、Windowsタブレットの導入が適しています。

まとめ

タブレットに搭載されているOSはその多くが「iOS」「Android」「Windows」の3種類となっています。

ビジネスで使用する場合は、普段の業務でどのOSが搭載されているパソコンを使用しているか、という点から選ぶ方法があります。

例えば、Windowsのパソコンを業務で使用しているなら、Windowsタブレットを選ぶと、タブレットでもOfficeのソフトからExcelやWordなどで業務ができるため、タブレットでも業務を効率的に行えます。

また、業務で使用しているパソコンがMacなら、AppleのOS「iOS」を搭載しているiPadが適してます。

導入コストを抑えるために、手頃な価格のタブレットを選びたいなら、各社が提供しているAndroidタブレットを選ぶのも一つの方法です。

なお、業務用のタブレットを選ぶ場合は、OSのバージョンを固定できるタイプを選びましょう。

OSのバージョンを固定できないとアップデートが自動的に行われてしまい、それにより、タブレットの動作に不具合が生じる場合があるためです。

業務に適したタブレットを選び、業務の効率化を図りましょう。

タブレットを仕様から探したい場合は、こちらをご参照ください。