タブレット端末でPDFファイルを使うには?閲覧できないときの対処法とは
- 2023.04.07
- アプリ・アクセサリー
リモートワークやペーパーレス化に伴い、オンラインでの書類のやり取りが増えてきました。しかし書類はPDFも多く、タブレットではファイルを開けない、閲覧できないというときがあります。
そこで今回は、PDFファイルをタブレットで見る方法や閲覧できないときの対処法について紹介します。また、タブレットからPDF書類の書き込みやサインができる方法も合わせて解説するので、今後の事務処理を効率化するためにも参考にしてください。
タブレットでPDFファイルを見るには?
AndroidタブレットでPDFファイルを見るには、PDFリーダーをインストールする必要があります。PDFファイルを開けようとして「このファイルを開くためのアプリがありません」と表示されたらアプリをインストールしましょう。
PDFリーダーで標準のPDFビューワーとしてあげられるのが「Adobe Acrobat Reader」です。Google Playストアから無料でダウンロード・利用できるのでおすすめです。
ほかにもGoogleドライブでのPDF表示ができる「Google PDF Viewer」、Office関連のファイルとPDFの閲覧ができる「OfficeSuite + PDF Editor」などもありますが、自分の作業環境などに合わせて選ぶと良いでしょう。
タブレットでPDFを閲覧できないときの対処法
アプリをインストールしてもPDFファイルが開けられない場合はブラウザーのダウンロード先がSDカードになっていることが考えられます。これを内部ストレージに変更しましょう。
Chromeから変更する場合は、ブラウザーを開いて右上の3点マークから「ダウンロード」をタップします。ギアアイコン(歯車の形)をタップして「ダウンロード場所」の確認をします。「SDカード」になっていれば変更してください。
またはタブレットの「ダウンロード」を確認しましょう。タブレットによってはダウンロードアプリがない場合もあり、ファイル管理アプリをインストールする必要があります。Google Playストアから、「ファイルマネージャー」などをダウンロードしましょう。
その後でPDFファイルが開けられるかもう一度試してみてください。
それでも開けられない場合は、PDFを「常に〇〇で開く」のように別のアプリで開くように設定されている可能性があります。「設定」画面から「アプリと通知」をタップ、一覧からPDFに設定されている規定のアプリを消去します。消去できたらPDFファイルを開き、Acrobat Readerなどのアプリに設定し直しましょう。
他にもPDFファイル自体がダウンロード中に破損した可能性もあります。その場合は、再度ダウンロードを試みてもう一度開いてみましょう。再ダウンロードや設定の変更を行っても閲覧できない場合は、破損されたものが送られた可能性もあるので提供元に確認することをおすすめします。
PDF書類に書き込み、署名、捺印するには
送られた書類に署名をしなければならないとき、ひな形から項目を記入しなければならないときはどうすればよいでしょうか。
オフィスにいる場合はパソコンからコピーやスキャンをすることができますが、外出先やリモートワークの場合わざわざサインだけのためにオフィスに行くのは非効率的です。そこで「Adobe Fill & Sign」を活用してみましょう。このアプリもGoogle Playストアから無料でダウンロードできます。
ダウンロードしたらアプリを起動し、対象のファイルを開きます。入力したい場所をタップするとテキスト入力枠が表示されるので、文字を入力しながら大きさや位置を調整し形を整えていきます。
チェックボックスがある場合、その部分を長押しすると5種類のマークが表示されるので選んでタップしましょう。署名するには「万年筆マーク」「署名を作成」をタップすると任意の場所に手書きでの署名を加えることができます。もちろんここでも、大きさや位置の調整が可能です。
直接タブレットの画面に署名できないときは、紙に書いた署名を撮影して取り込むとPDF上に配置することができます。印鑑なども、同様の方法で行ってください。
またこのアプリの特徴として「マイプロファイル」機能があります。「マイプロファイル」は、よく使うワードを登録しておくとワンタップで情報の自動入力ができるというものです。名前や住所、電話番号などの定型文を登録しておけば、次回からのPDF編集作業の時短につながります。
まとめ
「Adobe Fill & Sign」は、企業間での契約などの公的な文書には有効ではありませんが、社内文書や請求書、申請書などには無料版でも十分に活用できます。この方法であれば、プリンターもスキャナーも必要ないので事務作業が楽になります。
タブレットでもさまざまなビジネス活用が広がっています。ぜひこの機会にタブレットの導入を検討してみてはいかがでしょうか。