タブレットの初期設定はなぜ必要?その理由と代行サービスを紹介

業務用タブレットの初期設定

多種多様な業界でタブレットが導入されるようになってきました。中には早くから導入が始まり、そろそろ買い換えの時期に入っている企業も少なくありません。タブレットを新しく導入する、または買い換える場合は初期設定を行う必要があります。

特に個人用と異なり、業務用タブレットは自社に合わせたさまざまな設定が求められるでしょう。ここでは、初期設定が必要な理由と具体的な手順、また業務用タブレットを確実で安全に使用するため、キッティングサービスの活用についても紹介していきます。

タブレットの初期設定が必要な理由

タブレットなどの端末は、出荷時の状態でそのまま使うことはできません。なぜなら、それぞれの使い方に合わせた設定が必要になるからです。例えば、同じタブレットを使う人でも、言語が異なればそれぞれの国・地域の言葉を設定する必要があります。また使う回線のネットワーク情報も入力しなければなりません。

初めに使いやすい環境に設定しておくことで、起動するたびに設定し直す必要がなくなります。

必要な設定と業務用の設定

それでは、新しいタブレットの設定方法について説明します。基本の設定は「言語」「ネットワーク」「アカウント」などで、必要に応じてメールやアプリ、セキュリティなどがあります。ここではAndroidタブレットを例にした設定方法を手順ごとに説明します。まずは電源を入れて表示される指示に従いましょう。

言語設定

始めの設定は言語で、タブレットで使用したい言語がリスト化されています。「日本語」を選んで「開始」をタップすれば言語が設定されます。

ネットワークへの接続

次に、ネットワークへの接続です。タブレットの画面上に表示される指示に従って使用を「開始する」をタップすると「インターネットに接続されていません」と表示されます。そこで「Wi-Fiを使用」を選ぶと、近くの無線LANネットワークが表示されるので、該当する無線LANのID、パスワードを入力すれば完了です。

インターネットへの設定は後から行うことも可能で、その場合は「後で設定する」をタップしておきましょう。

アカウント登録

Androidタブレットは、Googleアカウントが必要になります。持っていない人はあらかじめ作っておくとよいでしょう。これも手順に従い、メールアドレス、パスワードなどを入力し、利用規約やプライバシーポリシーに同意すれば完了です。

Android 5.0以降のOSは「タップ&ゴー」という、NFC機能が搭載されています。手入力なしでこれまで使っていたタブレットからGoogleアカウントを読み込み、自動的にデータやアプリをバックアップする機能です。同機能を利用しない場合は、手入力でのGoogleアカウント登録を行いましょう。その後、好みのホーム画面などを選択すれば初期設定は完了です。

その他の設定

個人用のタブレットと異なり、業務用ではほかにもさまざまな設定が必要になります。例えば、職場で使うアプリのダウンロード、ウイルス対策ソフトのインストールなどのほか、ID認証設定、閲覧できるサイトやアプリ、ダウンロードできるアプリやシステムの制限などを行うことです。

業務用端末は、顧客や取引先の情報や社内の機密情報を扱うため、コンピューターウイルスの感染や不正アクセス、個人情報の流出を避けるためにセキュリティ対策が重要です。また情報が流出するリスクを低減するためにも、アクセス権限の制限、サイトやアプリなどの使用範囲を制限する必要があります。

キッティングサービスとは

業務用タブレットの初期設定は、社内で各スタッフがそれぞれ行う場合や、情報システム部門などが設定・管理を行う場合があります。

社内でスタッフが行う場合、マニュアルを用意しても人によって手順や設定方法が分からないケースもあり、フォローが必要になります。また情報システム部門などの担当者が行う場合、数十台、数百台にまで及ぶと時間がかかり、業務に支障が出る可能性もあります。

そのような場合は「キッティングサービス」を利用する方法があります。キッティングは、基本的な初期設定はもちろん、アプリのインストール、前の端末からのデータインポート、自社に合わせた設定を代行してくれるサービスです。

キッティングサービスを利用する場合は、自社に合わせたタブレットの使い方や実際に行うキッティングの内容などヒアリングを行い、見積もりや手順などを決定した上で作業を代行してくれます。

まとめ

キッティングサービスでは、業務用タブレットが紛失・盗難などにあった場合のリモートロック機能などの設定も依頼できるため、タブレット導入後も管理しやすくなります。正しく効率的に初期設定を行うには、専門知識を持ったプロの手が必要になるため、導入規模などに合わせて外注も視野に入れておきましょう。

初期設定を済ませておくことですぐに使うことができるため、スタッフのパフォーマンスにもよい影響を与えるでしょう。

キッティングサービスの代行を検討されている方は、こちらを参考にしてみてください。