タブレットの本体が熱くなる、対策はある?
- 2023.06.27
- その他
タブレットを使用していて熱すぎて不安になったことがある方は多いと思います。実際にバッテリーに負荷がかかりすぎると、発熱や爆発につながる可能性もあるため、注意が必要です。
今回の記事ではタブレットが発熱し危ない状態とはどのような状態か、また原因と対策を解説していますので参考にしてみてください。
目次
タブレットが熱いと危険か?
タブレットを使用していて熱くなる原因はさまざまありますが、原因によってはリチウムイオン電池の発火や爆発につながる恐れもあります。熱くなっている場合は冷静な対処が必要です。
危険な場合と、問題ない場合をそれぞれ解説します。
熱くても危険ではない場合
端末の処理負荷が大きい場合は熱くなりやすいですが、その場合は危険ではありません。例えば、「初期設定中」や「高画質動画の再生中」、「データ容量の大きいゲームプレイ中」などに処理負荷がかかりやすいでしょう。
端末の動作を一度やめて、熱さが収まるようであれば特に気にする必要はありません。
熱くて危険な状況
タブレットが熱くなっているときに気をつけなければいけないのは、バッテリーの発火や爆発です。特にリチウムイオン電池自体が膨張しているときは危険な状況のため、すぐに使用を止めましょう。
使用されているリチウムイオン電池は、熱い状態が継続したり衝撃を受けたりしたときに熱暴走を起こす可能性があります。異常な発熱によって発火現象が起こるため注意しなければいけません。
熱暴走は高温下での端末の使用や、非正規品での充電時、または充電しながら端末を使用している場合に起こりやすいため注意しましょう。
タブレットが熱くなる原因
タブレットは構造上、熱をもつのはあり得ることで基本的には放熱しながら使い続けられるでしょう。ただし処理負荷やバッテリーの劣化、使用環境によってはかなりの熱をもつことがあります。
どのような状況で熱くなってしまうのか、原因を解説します。
バッテリーの劣化
バッテリーが劣化すると満充電からの電池の持ち具合が悪くなります。そのため頻繁に充電が必要となり、結果として充電による負荷がかかり熱を持ちやすくなるでしょう。
アプリを使用していないときに本体が熱くなるときはバッテリーの劣化が疑われます。
外気温の高さ
タブレット内部の精密機器が発熱源となりますが、使用時の環境温度も熱さの原因となります。特に夏の車内に放置してしまうと、故障の原因にもなるため注意しましょう。
熱い環境で使用すると放熱がうまくいかず熱がこもりやすくなり、熱い状態が続くことで内部の機器に故障が生じやすくなります。
充電時
充電中も本体が熱をもちやすいです。充電中に熱くなることは特別なことではないため、焦ることはありません。特に急速充電をサポートしている端末の場合は、通常充電と比べて電圧と電流が大きいため過熱しやすいでしょう。
またワイヤレス充電の場合は端末を置く位置によって送電側と受電側のコイルがずれて、熱損失が発生するため発熱しやすいです。
ストレージの逼迫
写真や動画、アプリなどでストレージ容量が逼迫している場合、CPUへの処理負荷が大きくなるため発熱しやすいです。
ストレージ容量が少なくなってくると警告が出る端末もあるため、警告がでたら早めに不要なデータを削除してストレージ容量を確保しましょう。
基板の異常
タブレットが熱い場合は基板に異常がある可能性もあるでしょう。端末を落としてしまったり水に濡らしてしまったりした場合に、内部のICチップや電気回路がショートしてしまっていることがあります。
過電流が発生して発熱していることもあるため、気になる場合は修理に出してみるとよいでしょう。
タブレットが熱いときの対処法
タブレットが熱い状態を放置していると、バッテリーへの負荷がかかり故障につながる可能性もあります。そのため普段よりも熱い場合や、画面に警告が出ている場合は対処が必要です。すぐにできる対処法を紹介します。
本体を涼しい場所に置く
タブレット本体を直射日光の当たらない涼しい場所へ移動しましょう。ゆっくりと冷やすことで本体の放熱もあり、発熱が収まります。
ただし保冷剤をあてたりエアコンの風をあてて急激に冷やしたりしてはいけません。内部に結露が生じて水分が精密機器に触れるため故障の原因となります。
充電をやめる
充電中は本体が熱をもちやすくなります。充電中に熱くなるのは動作上は問題ありませんが、さらにアプリを使用したりゲームをプレイしたりすると余計に熱を発生してしまうため注意が必要です。
あまりにも熱くなっている場合は一度充電をやめて熱を冷ましましょう。
アプリを落とす
アプリを立ち上げすぎている場合もCPUに負荷がかかるため熱をもちやすくなります。画面に表示していないアプリでも、タスクは裏で動いていてCPUを使用していることが多いです。
そのためアプリを使用していない場合はタスク自体を終了させることで、CPUへの負荷を減らせるでしょう。
通知設定をオフにする
通知設定がオンになっているアプリは、タスク上で終了していたとしてもバックグラウンドで動いています。そのため、小さいながらもCPUへの負荷がかかっている状態です。
通知設定をオフにするとバックグラウンドでの動作も軽減されるため、使用しないアプリは設定を変更しましょう。
画面を暗くする
ディスプレイの表示も熱をもつ原因となります。画面の輝度を意図的に低くして発熱をおさえられるでしょう。タブレットによっては内部の熱が高くなると自動的に画面が暗くなる仕様もあります。
機内モードにする
機内モードに設定すると通信が遮断されます。つまり内部の通信モジュールが動作を停止するため、処理負荷が減り発熱を抑えられるでしょう。
不要なデータを削除する
使用していないアプリや不要な画像、動画データは削除しましょう。ストレージ容量が確保できることやアプリがバックグラウンドで動作するのを防げます。
端末の容量が逼迫すると発熱だけではなく動作の重さにも影響するため、定期的にストレージを整理するのがよいでしょう。
強制シャットダウン
電源をきることで内部の電流の動きを停止し熱を下げられます。また、高温状態でフリーズしている場合は強制シャットダウンがよいでしょう。
タブレットによって強制シャットダウンの方法は異なるため、あらかじめ調査しておくといざというときに役立ちます。
バッテリーの交換修理
本記事で紹介しているすぐにできる対処法を試しても状況が改善されない場合は、バッテリーの劣化が懸念されます。バッテリー交換によって発熱が軽減される可能性もあるため、一度修理に出してみるのもよいでしょう。
まとめ
今回の記事では本体が熱くなる原因と対策を解説しました。本体が熱くなる原因は、CPUに負荷がかかっている場合やバッテリー自体の劣化が原因として挙げられます。
不要なアプリの削除や設定の変更で発熱を抑えられるため、今回の記事で紹介した対処法を試してみてください。
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