タブレットの耐用年数とはどのくらい?長持ちさせるには

タブレットを使用するのであれば、長く使用したいと思う方は多いのではないでしょうか。タブレットには耐用年数があり、その要因は使用環境や充電方法によることが多いです。

普段の生活でさまざまな点に気をつけることで、タブレットを長く楽しめるでしょう。

今回の記事ではタブレットの耐用年数と寿命の要因、また長く使用するためのコツを解説しています。タブレットを購入し、長く使っていきたい方はぜひ参考にしてみてください。

タブレットの耐用年数はどのくらい?

タブレットの耐用年数を決める要素として「バッテリー」、「ディスプレイ」、「OS」それぞれの寿命が影響しています。各要素がどの程度の寿命があるかを解説していきましょう。

バッテリーの寿命

タブレットに使用しているバッテリーはリチウムイオンバッテリーで、寿命は約3年です。リチウムイオンバッテリーは充放電を300~500回繰り返すと劣化が始まります。

毎日フル充電をした場合は1年~1年半程度で劣化がはじまりますが、通常の使用頻度を考慮すると3年程度は持つでしょう。バッテリーは、寿命をむかえても電源はつきます。ただし、劣化したバッテリーは電池の減る速度が段々と早くなっていきます。

ディスプレイの寿命

液晶ディスプレイの耐用年数は30000時間と長いことが特徴です。毎日10時間使用しても8年は持つ計算となるため、大抵は別の要因でディスプレイが使えなくなるケースが多いでしょう。

例えば、使用環境が悪く高温多湿の場所や不衛生な場所で使用していた場合や、雑に扱って落下したり踏みつけて破損したりする場合などもありえます。適切な環境で使用すれば長持ちする液晶も、使用状況によっては急に画面が映らなくなることもありえるでしょう。

OSの寿命

OSは定期的に、かつ自動でアップデートされます。ただし、あまりにも機種が古い場合はOSのサポート対象外となりアップデートされない場合があるでしょう。

また、OSは日々進化しており、使用に適したスペックが上がっているのが現状です。古い機種ではメモリ容量などがOSに合わず、動作が重くなってしまうこともあります。

アップデートできないからといって、古いOSを使用し続けるのは危険なので控えましょう。OSのアップデートはセキュリティの強化が行われることが多いです。

セキュリティがアップデートされていないOSで、インターネットにつないで使用した場合はウイルス感染のリスクがあるため、使用を控えた方が良いです。

タブレットの交換の目安は?

タブレットの寿命が来ると、さまざまな面で使い辛いと感じることが多くなるでしょう。たとえば、電池がすぐに無くなってしまったり動作が重くなってきたりします。タブレットを交換する目安を解説します。

電池の減り

電池の減り具合はバッテリー寿命の一つの目安になります。バッテリーの寿命が近づき劣化してきた場合、満充電からの電池の減りが早くなります。

ただし電池の減りの早さは、バックグランドで動いているタスクの量にも左右されるため、まずは他の要因を検証してみるとよいでしょう。

電源が落ちる

急に電源が落ちる場合もバッテリーの寿命が近い可能性が高いです。別のハード要因による不具合の可能性もありえるでしょう。

また、ストレージの容量が十分でない場合にも、電源が突然落ちる症状が起こります。アプリや写真を整理しても、まだ電源が落ちる場合はバッテリーの寿命を疑いましょう。

画面が正常につかない

ディスプレイが正常な動きをしない場合は何らかの破損が考えられます。例えばチカチカと点滅したり、縦や横に線が入ったりする場合が多いです。

また、明るさ設定をしても暗い場合も故障の可能性が高いでしょう。前述の通り、ディスプレイの寿命自体は長いため、別の要因での故障が考えられます。

本体の熱と動作の重さ

バッテリーの寿命が近いと本体が熱くなりやすいです。寿命が近づいたバッテリーは放電と充電を頻繁に繰り返すようになり、熱を発しやすくなります。

また、内部に熱がこもることにより、他のパーツの不具合を引き起こしやすくなるでしょう。例えばカメラアプリなどは熱がある状態だと作動できない場合があります。熱をもって動作が重い場合は、バッテリー劣化によるさまざまなパーツの不具合を疑いましょう。

長持ちの方法は?

タブレットを長持ちさせるには、バッテリーをなるべく劣化させないことと、ディスプレイなど壊れやすいパーツを丁寧に扱うことが必要となります。

少しでも長くタブレットを長持ちさせる方法について解説します。

充電時

バッテリーを長持ちさせるには、充電の方法について特に気をつける必要があります。次の4点について充電時に気をつけることでバッテリーの寿命を長くできるでしょう。

・適切な頻度で充電する
・電池残量が100%の状態で充電したまま放置しない
・電池残量が0%の状態で放置しない
・充電しながらの利用を避ける

充放電の回数によってバッテリーは劣化していきます。そのため過度な充電は避けるようにしましょう。また、100%の状態で充電を続けるのは「過充電」となり、バッテリーの劣化を早めます。

一方で、0%のまま放置するのもバッテリーにはよくありません。50%程度のバッテリー残量を維持するのがベストとされています。

また、充電しながらの利用は避けましょう。充電しながらタブレットを使用すると、内部に熱がこもりやすくなります。高温はバッテリーの劣化を早めるほか、周辺パーツにも悪い影響があるため寿命を早める原因となります。

使用環境

気をつけなければいけないのは、高温となる場所での使用を避けることです。炎天下での使用や、暑い日に車内に放置などタブレットにとって本体が熱くなる環境は、バッテリーの劣化を早める原因となります。

また、防水機能が無いものは水にも気をつけましょう。水がかかった状態で電源を入れて通電してしまうとショートし、内部パーツが破損してしまう可能性があります。水がかかってしまった場合は、十分に水が乾くまでは電源を入れないようにしましょう。

ディスプレイへの負荷

タブレット使用時の電力消費は、大半がディスプレイによるものです。ディスプレイへの負荷を少なくすることで、電池の減りを抑えられるでしょう。

頻繁に表示のONとOFFを繰り返すのを避けることや、明るさをなるべく落とすことでディスプレイの負荷を下げられます。結果としてバッテリーの寿命を長くできるでしょう。

まとめ

今回の記事では、タブレットの耐用年数と、長持ちさせる方法を解説しました。タブレットの耐用年数は、バッテリーが要因となることが多く一般的には3年程度が寿命となっています。

また、OSのサポート対象となっているかどうかも重要です。常にOSは最新にしておく必要がありますが、タブレットのスペック次第ではアップデートできなくなる場合があるため注意が必要です。

電池の減りが早いと感じたり、電源が急に落ちたりする場合はバッテリーの寿命の可能性が高いです。また、液晶ディスプレイが破損によって使えなくなる場合もあるため、丁寧な使用を心がけましょう。

バッテリーを含めタブレットは熱に弱いため、本体が熱くなる環境での使用は控えることをおすすめします。また、充電しながらの使用もバッテリーの寿命を早めるため控えましょう。

タブレットは熱に弱く使用の仕方も寿命にとっては重要なポイントです。使用環境に気をつけながら、充電の方法にも気をつけることでタブレットを長く楽しめるでしょう。

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