ノートパソコンのように活用できるタブレットはある?

タブレットとノートパソコン、どちらがいい?

テレワークや拠点を移動しながらの作業など、タブレットを使用して仕事をする人も増えてきました。場所を選ばずに活用できるのが魅力のタブレットですが、ノートパソコンのような用途で使うことはできるのでしょうか。

ここでは、タブレットとノートパソコンの違い、タブレットに向いている作業・向いていない作業などを比較していきましょう。またノートパソコンのように活用できるタブレット選びのポイントについても解説していきます。

タブレットとノートPCの違い

タブレット端末はノートパソコンとは違う役割を持っており、代替品と考えると便利に使いこなすことができない可能性があります。タブレットとノートパソコンの特徴をあげてみましょう。

タブレットの特徴

タブレットはノートパソコンと比べ起動が速く、タッチパネルで操作性に優れているのが魅力と言えるでしょう。例えば商談で資料や各種書類を提示するときもサクサクとページを開くことができるため、手間をとらせることがありません。さらにバッテリーの持ちもよく、長時間の外出でも安心して使うことができます。

また大きなメリットとしてあげられるのが、携帯性です。サイズは7~12インチ、重量は300~800グラム程度と軽量であるほか、これまで持ち歩いていた重い紙資料などもタブレットから閲覧できるようになるため、外出時の荷物そのものを軽量化できます。

一方で、ノートパソコンと比べて画面が小さめで、キーボードでの入力作業ではないため文字入力のスピードは遅くなりがちです。さらに、ストレージ容量には限界があり、タブレット内に多くのデータを保存できないのがデメリットと言えるでしょう。

ノートパソコンの特徴

ノートパソコンの大きな特徴は、スペックの高さです。ノートパソコンには大容量のHDDやSSDが内蔵されており、容量の大きなデータ処理もサクサクと対応できます。

また、キーボードを使った入力作業ができること、プロジェクターなどさまざまな周辺機器に接続でき、汎用性が高いことなどもノートパソコンのメリットです。

一方で、ノートパソコンのサイズは13~15インチ、重さは1~2キログラムが主流で、大きさと重量があるため携帯性はタブレットより劣ります。しかも外部からの衝撃に弱く、デリケートなため持ち運びの際は取り扱いに注意が必要です。

タブレットの利用シーンは?

今度は、タブレットとノートパソコンの用途の違いを見ていきましょう。使い勝手に関わるため、タブレットを導入するかどうかの決め手にもなります。

タブレットに向いている作業は、資料、Webサイトなどの閲覧、確認や、メール、SNSなどメッセージのやりとりをするのに向いています。起動の速さと操作の手軽さで、迅速な対応やコミュニケーションが実現できます。

またタッチペンやスタイラスペンを利用すれば、メモやイラストなどをタブレットに残すことが可能です。

反対に、資料作成や編集作業などはノートパソコンの方が向いています。キーボードがついており、ショートカットキーなどの便利な操作を使うこともできます。また、複数のアプリを同時に表示させるなど、マルチタスクな作業ができるのもノートパソコンならではと言えるでしょう。

ノートパソコン代わりのタブレットを選ぶポイント

タブレットをノートパソコンのように使用したい場合は、次の点に注意しましょう。

サイズ

タブレットは、ノートパソコンに比べて画面サイズが小さくなるため、文字入力や資料作成などの用途が含まれている場合には、画面が大きめのもの、画質のよいものなど見やすいものを選びましょう。

OS

タブレットのOSはiPadOS、Windows、Androidの3種です。iPadOSはシンプルな操作性と高画質・高性能が特徴ですが、高額なものが多くなります。

Androidは、さまざまなメーカーから販売されており、安価なモデルが多いのが魅力です。仕様をカスタマイズしやすく、対応するプログラムやアプリも多いため初心者から専門家まで使い勝手のよい製品を多く揃えています。

Windowsは、OfficeのWord・Excelなど、基本的にパソコンと同じソフトをそのまま使用することができるため、ノートパソコン代わりとしては一番適したタブレットと言えます。ただし一部機能はタブレット版として提供されており、まったく同じ使い勝手にはならないので注意しましょう。

容量

データ処理速度に関わるメモリー容量、データ保存に関わるストレージ容量も、ノートパソコンに比べ少なくなります。作業内容が多く複雑になるものはノートパソコンを選ぶことをおすすめします。

まとめ

タブレットは、SIMを使えるモデルや防水・防塵機能など現場に合わせた機能を選べるのもポイントです。ただしタブレットにしてもノートパソコンにしても、スペックが高くなるほど値段も高くなる傾向にあります。業務内容に合わせたスペックのタブレットを選びましょう。

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タブレットの機種についてはこちらも参考にしてみてください。