飲食店でタブレットを導入 どんな業務で利用される?

タブレットはパソコンと同様の機能を備えており、スマホと同じような感覚で操作できる端末です。

飲食店でタブレットを導入すると、業務の効率化が期待され、それにともなって売上のアップも見込めます。

この記事では、飲食店でタブレットを活用するメリット・デメリットのほか、どんな作業でタブレットを利用できるのか、という点についてみていきます。

タブレットとは?

タブレットとは、画面をタップしながら操作ができる端末です。サイズも多様で、スマホを少し大きくしたサイズのものから、ノートパソコンに近いサイズのものまでいろいろあります。

画面がタップできるという点では、操作方法はスマホと同様といえます。また、タブレットはパソコンと同様の機能を持っているため、プライベート利用はもちろんのこと、ビジネスにおいても活用されています。

業務用のタブレットは、顧客にとって見やすく、そしてタブレットを使用するスタッフにとって見やすいことが求められるため、12~13インチ程度と大きめのタブレットが主に利用されます。

飲食店でタブレットを導入するメリット

飲食店でタブレットを導入するメリットとしては、下記があげられます。

・操作しやすい
・導入費用を抑えられる
・置くスペースを確保しやすい

操作しやすい

タブレットのメリットは操作がしやすい点です。タブレットなら、画面上に表示されている内容を見ながら指先で操作できるので、初めての人でも簡単に感じられます。

タブレットは、スマホと同じような感覚で操作ができるため、スマホを日常的に使用している人にとっては手軽に利用できる端末といえるでしょう。

導入費用を抑えられる

タブレットなら導入費用を抑えられる点がメリットです。

飲食店では、予約管理、注文の受付、会計などでタブレットが利用されています。これらの業務で専用の機器を導入すると、導入費用が割高となります。

その点、タブレットなら1台数万円程度で済むため、予約管理用、注文の受付用、会計用としてタブレットを導入したとしても、大きな負担にはなりにくいです。

タブレットを活用すれば、導入費用を抑えつつ業務の効率化が期待できます。

置くスペースを確保しやすい

タブレットなら置くスペースを簡単に確保できます。

もし、会計用の機器としてレジを導入した場合、レジ自体が大きいため広めのスペースが必要となります。しかし、タブレットなら本体が薄型であるため、場所を選ばずに置けます。

しかも、タブレットはコンパクトであるため、店内がスッキリとしたイメージに感じられます。

飲食店でタブレットを導入するデメリット

飲食店でタブレットを導入するデメリットとしては、下記があげられます。

・タブレットの使い方がわからないと感じる人もいる
・タブレットを導入するときにまとまった費用がかかる

タブレットの使い方がわからない人がいる

顧客の中にはタブレットの使い方がわからない人がいます。特に、高齢者の顧客が飲食店を利用する場合、タブレットの操作方法がよくわからないため、スタッフに問い合わせながら注文するケースもあるでしょう。

飲食店のスタッフはタブレットに慣れ親しんでいる世代が多くを占めているため、タブレットが使えずに困るケースは少ないといえます。しかし、顧客の中にはタブレットに対して苦手意識を持つ人もいます。

顧客がタブレットを利用するのは注文するときであるため、タブレットにはメニューを大きめに表示したり、数量の決め方や注文する際のボタンを目立たせたりする対策も必要でしょう。

タブレットの表示は、誰が見てもわかりやすく、シンプルな構成にすることがポイントです。

タブレットを導入するときにまとまった費用がかかる

タブレットを導入する場合は、まとまった費用がかかる点にも注意が必要です。セルフオーダーシステムを導入するためには、テーブルごとにタブレットを配置しなければならないため、多くのタブレットを用意する必要があります。

しかし、顧客が自分で注文する「セルフオーダーシステム」を導入できれば、店舗の従業員数を抑えられるため、人件費を減らすことができます。

長い目で見ると、タブレットの導入費用は十分に元を取りやすいため、費用対効果が十分に見込めます。

予約管理にタブレットを使用

飲食店でタブレットを利用するシーンとして、予約管理、注文の受付、会計があげられます。始めに予約管理でのタブレットの使用について説明します。

現在では、予約の管理はパソコンのほかタブレットでも行えます。

タブレットならスマホを利用している感覚で簡単に操作ができること、そして、持ち運びができるので、場所を問わずに予約を受け付けできるほか、予約の状況も確認できます。

パソコンで予約の受付を行う場合、自由に持ち運びができるタブレットとは異なり、原則として机の上に置かなければなりません。しかも、作業ができる場所はパソコンが置いてある机のまわりとなるため、作業ができる場所は限られてしまいます。

タブレットなら持ち運びが自由で操作も簡単にできるため、予約の受付をスムーズに行うことができ、店舗の売上アップにもつなげられます。

注文は「セルフオーダーシステム」で

タブレットを使用すると「セルフオーダーシステム」を利用できます。セルフオーダーシステムとは、顧客自身で注文ができる仕組みのことです。

セルフオーダーシステムでは、顧客はタブレットの画面に表示されている料理を見ながら食べたいものを注文し、顧客が注文した内容はキッチンで確認できます。

これにより、顧客は注文が決まったときに店員を呼ぶ必要がなく、タブレットの画面の「注文する」という表示をタップするだけで注文が可能です。

顧客が注文した内容は即座にキッチンで確認できるため、料理を素早く提供できます。注文内容はタブレットの画面で確認できるので、注文内容のミスを防ぎやすくなります。

タブレットを活用してセルフオーダーシステムが利用できれば、顧客はもちろんのこと、キッチンでも効率的に作業ができるため、お互いにとってメリットといえます。

会計でタブレットを使用

会計ではレジを利用することが一般的でしたが、今ではタブレットでも会計できます。

レジをタブレットに置き換えると、これまでレジを置いていた場所が空くため、レジのまわりがスッキリとします。

また、レジはボタンの種類が多いため、レジの操作を覚えるまでに時間がかかる点がネックとなっていました。その点、タブレットなら画面上の表示に従って会計を進めていくだけで済むため、タブレットを使って簡単に会計できます。

さらに、タブレットはレジと比べると低価格であるため、導入コストを抑えられます。

レジでの作業を効率化するなら、タブレットの導入を検討してみましょう。

まとめ

飲食店の経営で売上を伸ばし、利益を確保するためには、いかに業務を効率化するかという点がポイントとなります。

そこで高い効果を発揮しやすいのがタブレットの導入です。タブレットは予約や注文、会計など、飲食店の幅広い業務をカバーできます。

また、タブレットの価格は、他の機器と比べると低価格であるため、導入しやすい点もメリットです。

飲食店の運営でタブレットを導入してみると、その利便性と業務の効率化が実感できることでしょう。タブレットを導入して業務の効率化が実現すれば、顧客満足度の向上が期待できます。

飲食店でのタブレットの活用方法についてさらに知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。