ビジネスで活用されるプログラミングはタブレットでできる!

私たちは、毎日の生活の中でパソコンやスマートフォンのほか、各種の家電製品などを利用しています。これらの機器は、プログラマーがプログラミングを行うことによって正しく作動します。

今後はこれらの機器に加えて、新たな機器が開発されると見込まれるため、プログラミングの需要はますます高まることでしょう。

プログラミングといえばパソコンで行うもの、というイメージが根強いですが、プログラミングはタブレットで行うことも可能です。

この記事では、タブレットを利用したプログラミングについて、さまざまな面からみていきます。

プログラミングとは?

プログラミングとは、プログラムを作成する作業のことです。

プログラムとは、コンピューターに対して指示する内容を書き出したものを指します。

コンピューターといえばパソコンや業務用のコンピューターなどが思い浮かびますが、私たちが日常的に使用しているスマートフォンやタブレットもコンピューターの一種です。

私たちがコンピューターに入力した内容に対して、コンピューターが正しい結果を表示できるのは、プログラマーが作成したプログラムに基づいてコンピューターが忠実に処理するためです。

つまり、コンピューターがスピーディーかつ正確に処理できるのは、プログラミングによるものといえます。

今では、コンピューターが毎日の生活のさまざまな場面において利用されているため、プログラミングを行う「プログラマー」は常に必要とされています。

タブレットでのプログラミング パソコンとの違いは?

プログラミングを行うためには、専用の言語を用いてプログラムを作成する必要があります。

また、一般的には、プログラムの規模が大きくなりやすいため、作業効率を高めるために主にパソコンでプログラムを作成します。

しかし、プログラムの作成はパソコンだけでなく、タブレットでも行うこともできます。

ここからは、プログラミングをタブレットで行う場合とパソコンで行う場合の違いについてみていきます。

場所を問わず、手軽にプログラミングを行える

タブレットを利用すると、場所を問わずにプログラミングを行えます。

パソコンでプログラミングを行う場合、場所を問わずに作業をしたいなら、デスクトップパソコンではなくノートパソコンを利用します。

しかし、ノートパソコンはタブレットと比べると大きいため、持ち運びがしにくいと感じることがあります。

その点、タブレットならノートパソコンよりも小型であるため、持ち運びをしやすい点がメリットといえます。

後述するように、タブレットを利用すれば比較的簡単な内容のプログラミングを行うことが可能です。場所を問わずに手軽にプログラミングを行いたいなら、タブレットが適しています。

タブレットなら簡単なプログラミングが可能

タブレットを利用すると簡単なプログラミングが可能です。

タブレットで行えるプログラミングとしては、スマートフォンやタブレット向けのアプリ開発があげられます。

タブレットで行えるプログラミングについてのくわしい内容は後述します。

なお、プログラミングの内容が複雑であったり、規模が大きかったりする場合は、タブレットで作成することは困難であるため、一般的にはパソコンを利用します。

タブレットでプログラミング学習ができる

タブレットを利用すると、プログラミングの学習が手軽にできます。

タブレットでプログラミングの学習をするメリットとしては、下記があげられます。

・いつでもどこでも学習できる
・「ビジュアルプログラミング」で直感的に理解できる
・低コストで学習できる

それぞれの内容について説明します。

いつでもどこでも学習できる
タブレットを利用すれば、いつでもどこでもプログラミングの学習ができます。

タブレットは、パソコンと比べるとコンパクトであるため、持ち運びが手軽です。そのため、移動先や移動中など学びたいタイミングでいつでもプログラミングを学べます。

すき間時間を上手に活用しながら学ぶことで、プログラミングの内容を理解しやすくなります。

「ビジュアルプログラミング」で直感的に学習できる
タブレットのプログラミング学習では「ビジュアルプログラミング」で直感的に学べます。

ビジュアルプログラミングとは、プログラミングに関する内容が四角などの形をしたパーツで表示され、それぞれのパーツを組み合わせることによってプログラムを作成します。

一般的なプログラムは、プログラミング言語を用いてテキスト形式で書かれるため、難しく感じてしまいます。しかし、ビジュアルプログラミングなら直感的であるためにわかりやすく感じられるので、気軽にプログラミングの学習に取り組めます。

低コストで学習できる
タブレットを利用すると、プログラミング学習のコストを抑えられる点がメリットです。

プログラミングを学べるサイトやアプリは、低価格のものや無料のものもあるため、プログラミング学習のコストを抑えられます。

サイトやアプリを利用してプログラミングの練習問題を解けば、プログラミングのスキルアップにつながります。

なお、プログラミングの教育を本格的に受けたい場合はプログラミングスクールを利用する方法もありますが、コースによって20万円~80万円程度の費用がかかります。

コストをかけずに、そして独自にプログラミングを学んでみたい場合は、タブレットでの学習に取り組んでみましょう。

タブレットでできるプログラミングの方法

先述したとおり、タブレットを利用すると簡単なプログラミングができます。

タブレットでできるプログラミングは、スマートフォンやタブレット向けのアプリ開発です。

ここでは、iPadとAndroidタブレットのそれぞれでアプリを開発する方法について説明します。

iPadでアプリ開発
iPadでアプリ開発をする場合は「テキストエディター」を使用します。テキストエディターとはアプリの一種で、文字の情報で構成される「テキスト」の作成に特化しています。

iPadでプログラムを作成するために利用できるテキストエディターとしては「textastic」や「Pythonista 3」などがあります。

これらのテキストエディターを利用すると、iPadでのアプリ開発が可能となります。

Androidタブレットでアプリ開発
Androidタブレットでアプリ開発をする場合は「Android IDE(AIDE)」というアプリを使用します。

「IDE」とは統合開発環境のことで、ソフトウェア開発を行うために利用できるツールが複数そろっています。AIDEでは「Java」や「C++」などのプログラミング言語が利用可能です。

AIDEを利用することにより、Androidタブレットを利用してアプリの開発を行えます。

まとめ

プログラミングはタブレットを利用して行うことも可能です。

なお、タブレットでできるプログラミングは、スマートフォン向けのアプリ開発のように、比較的簡単なものに限られます。ただし、現在では多くのアプリが利用されているため、タブレットを使ってアプリ開発のプログラミングを行うことも必要でしょう。

また、タブレットを利用すれば、プログラミング学習を手軽に行える点もメリットです。

少子高齢化による労働力不足でプログラマーの確保が難しい中、タブレットでプログラミングができる人が増えれば、アプリの提供は十分に行われるとみられます。

持ち運びがしやすく、手軽に利用できるタブレットを利用しながら、プログラミングの学習や、プログラミングの作成を行いましょう。

タブレットは、プログラミングのほかにもさまざまな用途で活用されています。

用途ごとのタブレットの活用方法についてお知りになりたい場合は、こちらを参照してください。