インバウンド需要に対応!テーマパーク・レジャー施設でタブレットを活用

テーマパークやレジャー施設は、多くの来場者にとって心がはずむ体験ができる場所です。また、インバウンド需要の拡大も相まって、最近では海外からの来場者も訪れています。

国内外からの来場者に存分楽しんでもらうために、施設の運営者は動画を活用してアトラクションのPRをおこなったり、安全対策のために防犯カメラを設置したりと、さまざまな作業をおこなっていることでしょう。

これらの業務はタブレットでおこなうことも可能です。この記事では、テーマパークやレジャー施設におけるタブレットの活用方法について説明します。

インバウンド対策に音声翻訳アプリをインストール

現在ではテーマパークやレジャー施設に外国人旅行者が多く訪れるようになりました。

インバウンド効果によって来場者数の増加につながる点はメリットといえます。しかし、スタッフの中には外国人旅行者とコミュニケーションを取ることが難しいと感じる人もいるのではないでしょうか。

その対策として、タブレットに音声翻訳アプリをインストールしておくと効果的です。

音声翻訳アプリは、タブレットなどの端末に向かって話しかけると、指定した言語に自動的に翻訳します。また、音声翻訳アプリは翻訳した内容を音声で再生するため、スタッフが外国語を話せなくても外国人旅行者に対してコミュニケーションを取ることが可能です。

外国人旅行者にもテーマパークを存分に楽しんでもらうためには、音声翻訳アプリの利用は必須といえるでしょう。

来場者に現在地やアトラクションの場所を説明できる

テーマパークによっては、タブレットを利用すると現在地やアトラクションの場所がわかります。

スタッフがタブレットを所持していれば、来場者からアトラクションの場所を訪ねられた場合、タブレットを見せながら現在地を示したうえで、アトラクションの場所を説明できます。

さらに、タブレットにインストールしているアプリの種類によっては、アトラクションの待ち時間が表示されるものもあります。

その機能があれば、来場者からアトラクションの場所を訪ねられたときに待ち時間も伝えられます。来場者はそれを聞いて、待ってでもそのアトラクションを楽しみたいか、それとも待ち時間の少ない別のアトラクションにするかを判断できるため、来場者に対して親切な対応となります。

タブレットを監視カメラのモニターとして使用

タブレットは監視カメラのモニターとして使用できます。それが可能となるのは「ネットワークカメラ」を利用する場合です。

ネットワークカメラとはインターネットに接続している監視カメラで、撮影された映像はクラウド上に保管されます。そして、タブレットからインターネット経由で映像が保管されているクラウド上にアクセスすれば、ネットワークカメラで撮影した映像を視聴できます。

ネットワークカメラを利用するメリットは、カメラのほかにタブレットなど映像を視聴するための端末があれば済む点です。

従来の監視カメラは、カメラのほかにレコーダーやディスプレイが別途必要でしたが、ネットワークカメラならレコーダーが不要であり、ディスプレイを別途用意する必要がありません。そのため、ネットワークカメラなら手軽に利用できます。

セキュリティ対策の向上を図るなら、ネットワークカメラを利用してタブレットをディスプレイとして利用する方法が効果的です。

監視カメラを利用して来客管理も可能

そのほか、監視カメラを利用して来客管理も可能となります。それを実現するのはAIによる映像管理です。

これを利用すると、撮影した映像の中に何人いるかを測定できるほか、来場者がどのように行動したかを解析したり、来場者の性別やおおよその年齢層を把握したりできます。

これらのデータはテーマパークのマーケティングに利用が可能です。たとえば「テーマパーク内で最も人通りが多い場所はどこか」を調べられるほか「このアトラクションはどの客層が主に利用しているか」などがわかります。

このようなデータを活用することによって、人通りの多い場所はできるだけ場所を広く取って歩きやすいように改善したり、アトラクションを利用している客層に応じて、アトラクションの内容をリニューアルしたりすることが可能となります。

それにより、テーマパークの利便性が向上し、来客数の増加につながることによって収益の向上が期待できます。

デジタルサイネージでテーマパークをPR

来場者に対してテーマパークやレジャー施設を効果的にPRするためには、入口付近にデジタルサイネージを設置し、施設に関する動画を配信することが効果的です。

デジタルサイネージといえば、縦型の大型ディスプレイが広く利用されていますが、タブレットをデジタルサイネージの端末に利用することもできます。

たとえば、テーマパークのチケットを販売する売場にタブレット型のデジタルサイネージを設置すると効果的です。チケット売場にタブレットを設置していれば、来場者がチケットを購入する際にタブレットに再生されている動画を視聴できます。

タブレットにテーマパーク内で開催されているイベントについての動画を流せば、イベントの集客効果が高まるため、より多くの来場者に楽しんでもらえることでしょう。

デジタルサイネージは大型のディスプレイ、という固定観念にとらわれず、設置場所に応じてタブレットをデジタルサイネージとして活用すれば十分なPR効果が見込めます。

まとめ

テーマパークやレジャー施設では、さまざまな場面でタブレットを活用できます。

たとえば、インバウンド需要の高まりで外国人旅行者が増えているため、タブレットに翻訳アプリをインストールしておけば外国人と手軽にコミュニケーションを取れます。

また、タブレットを監視カメラのモニターとして利用すれば防犯対策につながるほか、AIによる映像分析も加えることによってマーケティングにも活用でき、来場者の満足度向上につなげられます。

さらには、タブレットをデジタルサイネージのディスプレイとしても利用し、来場者に対してテーマパークを存分にPRすることも可能です。

来場者の満足度を高めるためにも、タブレットを効果的に活用してみましょう。

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