タブレットのOSはスマホと同じ?OSについて解説!

タブレットの購入を検討するに当たり、機種を選ぶ基準の1つとなるのがOSです。OSとはオペレーションシステムの略で、OSによって使い勝手や活用方などが変わってきます。

ここでは、タブレットに使われているOSの種類と特徴を紹介しながら、スマホやノートパソコンとの違い、タブレットの選び方などを説明します。タブレット導入の参考にしてみてください。

タブレットOSの種類

現在市場に出回っているタブレットのOSは、iOS、Android、Windowsの3種類がほとんどです。まずはそれぞれのOSの特徴を見ていきましょう。

iOS/iPadOS

iOSは、Apple社が提供しているOSで、iPadに搭載されています。Mac、iPhoneとの互換性が高いことや、アプリケーションの審査が厳しく、ウィルスに感染しにくいため安全性の高いことも大きな特徴です。

Windows

Windowsは、Microsoft社の提供するOSで、多くのパソコンに搭載されています。個人からビジネスまで広く利用されており、普段使っているパソコンと同じアプリケーションを利用できるので、資料作成や表計算など、パソコン上で作成したデータをタブレット上でも閲覧・編集できるのが大きな強みと言えるでしょう。

Android

Androidは、Google社が提供するOSです。iOSは独自のライセンスを持つクローズドソースであるのに対して、AndroidはオープンソースのOSであることから、様々なメーカーからAndroidタブレットが発売されています。製品の価格帯も広く、廉価機から機能性の高いハイエンド機まで、タブレット製品が多いのも特徴です。

仕様の自由度が高く、ウィジェットなどを使用してホーム画面などをカスタマイズできる一方、不正なマルウェアなどが侵入しやすいため、セキュリティ面では注意が必要です。

また近年では、Chrome OSを搭載したChromebookもリリースされています。ほかのOSと比較すると価格が安いのが大きなメリットですが、機能が限られている製品も多いため、導入の際には十分な検討が必要です。

タブレットとスマホの違い

OSにはそれぞれ特徴がありますが、使う端末によっても使い勝手は異なります。タブレットと比較しながら、ほかの端末の特徴を見ていきましょう。

スマートフォンの場合、OSはiPhoneまたはAndroidが使われています。スマートフォンは通話機能と携帯性に優れていることがメリットである一方、タブレットと比べて画面が小さいため、細かな操作をしにくいデメリットがあります。

ノートパソコンとタブレットの違い

ノートパソコンの場合、OSはWindows、Mac、Linuなどの種類があります。タブレットに比べて画面が大きく、拡張性も高いため様々な機能を利用できるメリットがあります。一方で重く持ち運びには不便であり、ハイスペックになる分コストも割高であることなどがデメリットと言えます。

タブレットの魅力

タブレットは、スマートフォンよりも画面が大きく、ノートパソコンよりも軽く持ち運びしやすいなど、ほかの端末のデメリットを補う大きさと形状が魅力です。また大きめの画面でタップしやすいこと、長時間稼働が可能なことなどもあげられます。

特に、起動の速さと画面操作の快適性はタブレットの魅力であり、ビジネスを円滑に進めるためのサポートになります。

そして、何よりもコストが割安であるため、ビジネスに導入しやすいことも特徴です。特にAndroidタブレットは10インチで2万円台から、WindowsのSurfaceシリーズは3万台からあり、用途によっては格安で導入することが可能です。

タブレットの選び方

Androidタブレットを選ぶときは、OSのほかにもサイズ、CPU、メモリーなどにも注意が必要です。

タブレットのサイズは一般使いで7~8インチ、パソコンとしても使うなら10インチ以上が推奨サイズです。またタブレットの処理能力を指すCPUは、コア数4~8、クロック周波数1.8GHz以上がおすすめです。メモリー容量はAndroidタブレットで2GB以上、Windowsタブレットで4GB以上が基準と言えるでしょう。

ビジネスでタブレットを導入する場合は、個人情報や機密情報を扱うためセキュリティ対策を行うことも大切です。

まとめ

どのOSが使いやすいかは、業種や業務内容によっても異なります。タブレットの機種やOS選びは大切ですが、前提としてタブレットをどのような目的で使用するかを明確にする必要があります。

特に近年はDX化により、端末やITツールの活用が進められていますが、デジタル化することが目的になってしまっている例も見受けられます。まずはデジタルにすることでどのような課題を解決できるのか、または業績アップを狙えるのかを見極め、自社に合った使いやすいタブレットとOSを選びましょう。

タブレットを仕様から探したい場合は、こちらを参考にしてみてください。