BYODとは?BYADとの違いや企業においてタブレット端末を導入する際のポイントとは?
- 2022.11.11
- 用途別活用法
近年教育業界や学校では、BYODを導入するケースが増えています。テレワークを導入する企業において普及してきた方法で「個人が所有している端末をビジネスにも活用する」という意味があります。うまく導入できれば、コストを抑えられるメリットがあるとともに、セキュリティリスクや運用における課題が残されています。
本記事では、BYODの概要やBYODとBYADの違い、BYODを企業に導入するポイントについて詳しく解説します。BYODを導入しようと考えている企業担当者様はぜひ参考にしてみてください。
目次
BYODとは?
BYODとは、Bring Your Own Deviceの略称です。つまり「個人が所有している端末を持ち寄る」という意味があります。BYODを企業に導入することで、端末購入のコストを抑えられるとともに、プライベートとビジネスで端末の切り替えが不要のため、従業員にとっても利便性が高い方法です。
BYODとBYADの違い
BYODに対して、BYADという言葉もあります。BYADはBring Your Assigned Deviceの略で、「指定された端末を用意する」という意味があります。
BYODと比べて企業が指定した端末を利用できるため、スペックを均一化できるメリットがありますが、従業員によっては「使いづらい」と感じることもあるのがデメリットです。会社の運用体制によってBYODとBYADを使い分け、最適な方法を選択することが重要です。
BYODを企業に導入するポイント
BYADを企業に導入するポイントは主に3つあります。
①労務管理について考える
②セキュリティリスクの対策を考える
③スペックの基準を満たしているか確認する
労務管理について考える
1つ目のポイントは、労務管理について考えることです。従業員がプライベートで端末を利用することになるため、労務管理が複雑になることもあります。たとえば、休日に連絡が来たり、申告せずに残業を行っていたりすることもあるため、明確なルールを設定することが大切です。
セキュリティリスクの対策を考える
2つ目のポイントは、セキュリティリスクの対策を考えることです。端末の管理が不十分だと、業務にかかわるデータを盗み見されることもあります。
従業員のプライベートの利用状況を把握することは難しいため、セキュリティソフトを導入したり、明確なルールを設けたりと、セキュリティに関する対策を考える必要があるでしょう。
スペックの基準を満たしているか確認する
3つ目のポイントは、スペックの基準やアプリの推奨環境を満たしているか確認することです。タブレット端末によっては、業務を遂行することが難しいケースもあります。
導入の際にはスペックや推奨環境を満たす端末かどうかを確認する必要があるでしょう。加えて、スペックを満たさない場合は会社から端末を支給する必要があります。
まとめ
本記事では、BYODの概要やBYODとBYADの違い、BYODを企業に導入するポイントについて詳しく解説しました。BYODを導入することで、従業員が普段使いしているタブレットで業務を行えるため、業務効率向上が期待できたり、コスト削減につながったりと、多数のメリットを感じられるでしょう。
一方で、セキュリティリスクや労務管理の煩雑さなど、BYODならではのデメリットがあるのも事実です。本記事の内容も参考に、メリット・デメリットを把握した上でBYODを導入すべきか検討してみてください。
リモートワークにおけるタブレットの活用について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。